視覚支援を使い始めて 連続した活動につなぐには | kingstone page(旧)

視覚支援を使い始めて 連続した活動につなぐには

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校にいた頃。


○○さん、こんにちは。

 > 現在はカードを見せればどうにかできるのですが、自分からやろうとしないの
 >です。朝情緒障害学級の教室に入って、指示を受けずに自分でカバンから連絡帳
 >を出して先生の机に置くことを目標としています。カードを見せて毎日の繰り返
 >しでだんだん自分からやるようになるのでしょうか?

 これ、どうなんでしょうね。
 今、私自身がC君の朝の準備のことでいろいろやっています。

 C君は一人で教室までは行けるのですが、教室では指示があるまでは
ソファに座っています。「着替え」の写真を見せれば着替え始めるの
ですが。

 また机の上に「着替え」「プリント配り」「掃除」のカードを並べて
いたのですが、これまたひとつひとつ指示(ひとつひとつ見せる)がな
いとやりませんでした。

 で、これらのカードを持ち運びできる台紙につけるようにし、それを
自分で机の上に持って行ってそこからそれぞれのカードに従って一人で
できるようにならないか、とやってみました。

 でも、台紙ごと手渡しても、それをプリントのかごに入れてしまう、
つまり手から離れるので、どうもそこで記憶が切れてしまうみたい
です。

 「プリント配り」「掃除」はひとりでどんどんやるようになりました
けど、最初の「着替え」だけが指示が必要になっています。こちらから
の呈示方法に工夫がいるんだろうな、と考えています。

 > 私自身も□□は文字が好きだから、文字で書けば良いと思っていたのです
 >が、チェキで取った写真を付けてみて、写真があった方がより頭に入りやす
 >いと感じました。

 ここらへん、ひとりひとり違うのでしょうが、本人が楽になる環境という
ことが一番大事で、そのためには一見「そこまでせんでも」と思うような
ことも試してみたほうがいいことも多いのでしょうね。

 > 原学級でどのように視覚支援するのかも難しい問題です。カードを使ってもみ
 >たりもしましたが、まわりの子どもたちが面白がってあっちこっちから声かけを
 >するので□□もよけい混乱してしまうようなのです。1年生ですから、皆先
 >生のまねをしたがります。

 なるほどなあ・・・そんなこともあるのか。