銀河英雄伝説の原作小説を、ついに私は10巻まで読破いたしましたビックリマーク


しかし、10巻まで書けないので、今回は8、9巻までにさせていただきます(^^;




ネタバレ注意


ヒルダたちの反対を押し切り、回廊の戦いが勃発。

・回廊の戦いの意図は、ヤンを直に倒したいという、ラインハルトの私情であることは、明白。

・この戦いで、帝国軍はシュタインメッツファーレンハイト、イゼルローン革命軍はフィッシャーが戦死。

・やがて、ラインハルトが発熱を起こし、更にフィッシャーの死で艦隊運用が難しくなったので、戦闘は停止。

・帝国から和平を持ち掛けられ、巡航艦レダⅡ号で向かうことになったヤンたち。

・その途中、武装商船が襲い掛かり、搭乗してるのは、元同盟軍准将のフォーク

・やがて、帝国軍の駆逐艦が武装商船を撃破し、レダⅡ号と接舷。

・しかし、乗り込んできたのは、帝国軍人に成り済ました地球教徒で、フォークはただの囮。

ロムスキーらエルファシル独立政府の面々はおろか、パトリチェフブルームハルトが殺害され、スールは負傷。

・そして、ヤンまでもがブラスターで左太腿を撃たれてしまい、2時55分、遂に出血多量で死亡(享年33歳)。

・フォークによる武装商船での襲撃の報を聞き付けたユリアンたちが、戦艦ユリシーズで駆け付けるも、既に後の祭りorz

・ヤンの死を知ったユリアンは、怒りに任せて、地球教徒たちを次々に討伐。

マシュンゴに止められ、悲しみにくれながらも、ヤンたちの遺体を収容し、ユリアンたちはレダⅡ号から退却(ただし、ロムスキーを始めとする文官たちの遺体は、収容できず、後で批判を受けるはめに)。

・イゼルローン要塞に帰還後、ヤンの死に愕然とする革命軍幹部たち。

キャゼルヌ夫人に諭され、ユリアンは意を決して、風邪で寝込んでるフレデリカに、ヤンの死を報告。

ムライは、ヤンの死で戦意を失った者たちを纏めて、イゼルローンから離脱。

・ヤンたちを守れず、自分だけ生き残ってしまったことを、負い目に感じていたスールだが、彼だけ救えたことが唯一の慰めとなってるユリアンたちは、激励。

・イゼルローンからの通信で、ヤンの死を知り、そのことを報告しに来たヒルダに対し、一時取り乱すほど、悲しみに暮れるラインハルト。

・ヤン亡き後の司令官に、キャゼルヌらの後押しで、ユリアンが就任。

・フレデリカも、政治指導者として、ユリアンをサポートすることにし、イゼルローン共和政府が成立。

トリューニヒトは、ラインハルトに仕官を求め、新領土総督となったロイエンタールの高等参事官に就任し、惑星ハイネセンに帰還。

・これは常人なら、絶対に拒否すると確信したラインハルトによる、嫌がらせとも言える人事だったが(拒否した場合、公職追放という形で排除)、自らの保身の為に、多くの同盟市民を裏切ったにも関わらず、トリューニヒトは何の躊躇いもなく了承。

・「こんなはずでは」と言わんばかりに、トリューニヒトの厚顔無恥ぶりに頭を抱えるラインハルトに、ダメ出しするヒルダ。

・フェザーンの戦没者墓地の完工式の最中、ラインハルトの命を狙おうとした弑逆未遂犯が現行犯逮捕。

・その人物は、故ブラウンシュヴァイク公が引き起こした惑星ヴェスターラントへの熱核攻撃で、妻子を喪ったことをカミングアウトし、激しく動揺するラインハルト。

・ラインハルトを『金髪の孺子』と罵り、虐殺を黙認したことを激しく糾弾するも、オーベルシュタインはラインハルトを庇い、改めて正当性を主張。

・弑逆は、未遂でも処刑され、憲兵隊に連行された男は、獄中で自殺。

・ヴェスターラントの件で、未だショックから立ち直れないラインハルトは、様子を見に来たヒルダに、帰らないで欲しいと懇願し、2人は一夜を共にすることに。

・翌朝、責任を感じていたラインハルトは、大量のバラの花束を直に贈り、プロポーズを試みるも、実質返事は保留。

・気を紛らわすべく、諸提督たちと共に、無理に芸術鑑賞を行い、結果は不評。

・惑星ハイネセンにて、グエン・キム・ホア事件が勃発し、逮捕者の中に、シトレ退役元帥の姿が。

・イゼルローン司令官になったばかりのユリアンに、酩酊した兵士が絡み、司令官になったことへの不満及びヤン救出失敗をなじり、更にヤンのことまで侮辱。

・それが地雷を踏む結果となり、ユリアン激昂(ポプランが宥めてくれたが)。

シェーンコップの娘であるカリンは、当初ユリアンのことを刺々しく接していたが、次第に気にかけてあげることが多くなった様子。

・旧同盟領である惑星ウルヴァシーにて、視察に訪れていたラインハルトが襲撃を受け、その際ルッツが死亡。

クリルパルツァーの調査により、地球教徒の仕業であることが判明するも、出世願望の強い彼は、己の野心の為に、敢えて隠蔽。

・ルッツの死も重なり、追い詰められたロイエンタールは、ベルゲングリューンミッターマイヤーの制止も聞かず、自主的に反乱を起こし、第2次ランテマリオ会戦が勃発。

・イゼルローン共和政府に対し、旧同盟領の返還を餌に、帝国軍のイゼルローン回廊通過を妨害することを要求。

・更に、取引材料として、『民主共和政治の裏切り者』であるトリューニヒトの身柄を引き渡すことまで告げられ、1度は躊躇ったユリアンだったが、結局要求を拒否し、メックリンガー艦隊は無事に通過。

・双璧の戦いは、当初は五分五分であったが、ロイエンタール軍に属していたグリルパルツァーは、同調者のクナップシュタインと共に(半ば強引であったが)、ロイエンタールを裏切ることを画策。

・しかし、中々裏切りの機会が来ず、更にミッターマイヤー艦隊の攻撃で、クナップシュタインが戦死。

ビッテンフェルトの率いる黒色槍騎兵艦隊には、故ファーレンハイトの残存艦隊と合併したばかりで、不十分な統率力を、ロイエンタール艦隊に付け込まれるも、ビッテンフェルトの叱咤で、辛うじて統率に成功。

ワーレン艦隊も、負けじと奮戦。

・メックリンガー艦隊がハイネセンに向かいつつあることに気づいたロイエンタールは、遂に撤退を決意。

・撤退の最中、遂にグリルパルツァーはロイエンタールを裏切り、彼の座乗する旗艦を砲撃した結果、ロイエンタールは左胸を負傷。

・しかし、グリルパルツァーの艦隊全てが裏切りに同調しておらず、更に同調者であった亡きクナップシュタインの残存艦隊から(無論、彼らはクナップシュタインが同調者であることを知らない)、激しい返り討ちに遭うという、皮肉な結果を引き起こすことに。

・それでも、何とか投降できたグリルパルツァーだったが、その相手がミッターマイヤーではなくワーレンの艦隊であった為、更に彼の信頼はがた落ち。

・ロクに治療を受けなかったせいで、死期が迫りつつある中、軟禁場所からトリューニヒトを呼び出したロイエンタール。

・反乱が失敗に終わり、彼が死にかけてることに気づいたトリューニヒトは、意気揚々と自身の本音をカミングアウト。

・自身の野心のためなら、民主共和政治や地球教なども利用することも辞さず、更に彼らだけでなく、ラインハルトでさえ見下す言動を取ったことで、未だ彼への忠誠心を捨てていなかったロイエンタールは激昂し、隠し持っていたブラスターで、トリューニヒトを射殺。

・その後、エルフリーデが赤ん坊を抱き抱えて訪れ、その赤ん坊が自分の子であることを確信。

・やがて彼女は赤ん坊を、ロイエンタールの従卒のランベルツに託した後、行方不明に。

・ミッターマイヤーたちが駆け付けたときは、既にロイエンタールは絶命しており、ベルゲングリューンは絶望の余り、ラインハルトへの伝言を残して、ブラスターで自殺。

・その後、メックリンガーの再調査で、隠蔽工作が明るみになったグリルパルツァーは、痛烈に糾弾された挙げ句、自裁させられることに。

・ロイエンタールへの私怨から、ルビンスキーと共に、彼を陥れようとしていたラングは、幾多の背任及び虐殺の罪で処刑。

・妊娠が発覚したのを機に、ヒルダは前々から保留していた、ラインハルトからのプロポーズを受け入れ、遂に結婚を決意。





以上です。