№590 わたしをスキーに連れてって
いやー、まさかこの映画をみる
日がこようとは...
いかにホイチョイプロとはいえ、
いかに元.スピリッツ読者であったと
しても、この映画だけはみることは
あるまいと思っていた。
....やられました。
スキー嫌いで、時代の流行に乗った
恋愛モノという概念は覆されなかったけど、
それ以上のモノがこの映画にはたくさんあった。
なにより脚本家.一色伸行の実力を
完全に侮っていた。あれだけ好きな
「宇宙船サジタリウス」の脚本を担当して
いた一色さんなのだ。つまんないものを
書くはずがないのだ。そしてそれは
大当たりだった。
フジテレビ、スキー、恋愛、ファッション、
若者の嗜好の最先端...すべてが一見、
軽佻浮薄に見えるモノを見事に作品に
してしまった。しかも22年たった今見ても
通用する映画に。
そりゃ、もう古くなっているところはずいぶんある。
あくまで「当時の最先端」なんだから、
それは仕方ない。だから見ようという気に
なったのもある。そして公開された87年というと、
ちょうど私は入社したての新入社員だった。
登場人物の設定年齢は、私よりどうも4~5
歳上で、バリバリ最先端で仕事をこなして
いた、当時のサラリーマン。
金も余裕もあって、遊びも楽しんでいた
世代の人たちなのだ。これはそういう人
たちの映画だったのだ。
だから車も微妙に古い。リトクタブル
ヘッドライトが流行っていた頃だから、
のっている車が全部それ(セリカとターセル)。
私らより1世代前のクルマたちなのだ。
いろいろ言ってきたけど、なぜこれが
今でも通用するのか?
それはやはり前半のでれでれした展開と、
後半のスピーディーな展開とのメリハリが
抜群にきいていること。
とにかく飽きさせないようにいろんな趣向
を詰め込んでいるのだ。
そして、原田知世さんの永遠性。
当時はまさか、このような年の取り方を
なさるとは想像だにしていなかったが、
はっきり言って設定を現代に置き換えても、
原田知世さんなら主演で通じるぞ!
と言うこと。この人の存在自体が、
この映画を普遍のモノにしてしまっている
のだ。まるで時が止まったかのように...
これはとんでもないことである。
しかし、こんなに嫌みのない恋愛映画
というのは、はじめて見た。
ふつーのようで、完全にフツーじゃない映画。
それがこの作品だったのだ。
恐れ入りました...
*御礼*
いつもご来訪誠にありがとうございます。
昨日付のランキングでイラスト部門
46位、映画.テレビ部門91位と
ついにダブルで二桁台にいかせて
いただきました。本当に本当に
ありがとうございました。
まさか、ここまでくることが
できようとは...思っていませんでした。
いや、いけるといいなあとは
思っていましたよ。しかし...
現実になってみると、これは結構
責任重大です。今後ともよりいっそう
励んで参りますので、よろしくお願いします。
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