№378 ゾンビーノ

　０９年４月２２日鑑賞。
０９年１２３本目。

　ゾンビをペットとして飼うという話しの映画。
妙に明るいBGMとのどかなゾンビと少年の
交流を通して、そこから人間の生と死を
問いかける、結構テーマ生もあって、なおかつ
全然暗くないゾンビ映画。
これはもうホラーと言うより、
コメディに近い。でも生きている人間の醜さと、
生を失ったはずのゾンビの純粋さが対極に
描かれていて、みていて飽きなかった。

　その主人公のペットのゾンビの名が
「ファイド」という名前。知り合いの
ペンネームなので噴き出した＾＾

　少年の父親が「ビル．ロビンソン」という
名前なのにも笑いましたがね(笑)。
いや、でも結局大人はなんでも銃で解決
しちゃおうとするんだけど、根本的なところに
疑問を持つ子供達の心の方が最後には
正しかったというのがオチ。

これは、なかなかの掘り出し物だった。

　気味悪さと、おかしさのすれすれのところの
ゾンビメークや、ゾンビ役者の演技がまたおもしろい。
死人のはずなのに、動きに個性があって、
所々で感情表現もしてみせる。
なかなかのものである。

　ただ、ただゾンビをハンティングの対象
としかみていない向きにはとても新鮮な
映画だとおもう。

　食わず嫌いなしでみた方がいいと思う。
みて良かった作品だった。

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