第1話 「そして僕たちは始まった・・・」 | 15才美少女と塾講師の禁断の愛…

第1話 「そして僕たちは始まった・・・」


俺は塾講師ってヤツをやってます。
普段は5時間ぐらいしか働かない契約社員という名の・・・

フリーターなんです ヽ(;´Д`)ノ



この5時間の勤務以外は何もしていません。
ただダラダラ過ごすことだけが生きがいの
しょうもない塾講師なんです・・・


グータラしたくて大学卒業後に就職した会社を、

わざわざやめて塾講師になったんです(←馬鹿)




働くことがメチャメチャ大嫌いな俺が、

楽チンな仕事を求めて塾講師になったはずでしたが・・・




こんなダラけたフリーターにも試練が・・・








人呼んで、地獄の講習!!
(((( ;゚Д゚)))アワワワ・・・




春期講習、夏期講習、冬期講習・・・
これらの時期は、塾にとって一番の儲け時ですが、

我々塾講師にとっては、
地獄以外のなにものでもなく・・・



朝から晩まで12時間以上働きっぱなしで、

立っているだけで辛くてさ・・・






とにかく早く帰りたいんだよー
・゚・(ノД`;)・゚・





早く家に帰ってお布団に入りたい・・・


俺の願いはただそれだけです・・・








なのにさ・・・





何で俺・・・






夜遊びしてんの!?
(゚Д;≡゚Д゚;)





事務バイトの女子大生のお姉さん方のお誘いだって
今日までずっとお断りしてきたのに。

彼女たちのプリンプリンのオッパイとお尻の魅力さえ
振り払ってきたというのにさ・・・




それほど睡眠が大事だってことぐらい分かっていたのに・・・








し、仕方なかったんだよ・・・





だってさ、もう無理矢理・・・







拉致されたんだもん(汗)
ヽ(;´Д`)ノ






「先生、ちょっとつきあってよ。」

待ち伏せしていた女子中学生たちに


いきなり腕をつかまれてさ、


引っ張られたんじゃ仕方ないでしょ!?





「先生、お茶しようよぉ。

うちらでおごってあげるからさぁ。」



3人の女子中学生(中3)たちにいきなり囲まれちゃって・・・



お、おめぇらな・・・




みんな見てんだろうが(汗)








駅前だったため、周りの通行人たちが見てます。



だ、だってさぁ・・・


女子中学生たちがさ・・・


背広の中年男の腕を引っぱってるんだよ?



オヤジ狩りされてるか、



痴漢でとっつかまった



って、思われるんじゃんかよ(汗)






うおおおおおおおおおお、
マジで勘弁してくれー!!

・゜・(ノД`;)・゜・








「な、なんだよ、お前ら。まだ帰ってね~のか?」


「だからここにいるんじゃん。
ねえ、先生のことずっと待ってたんだからいいでしょ?」


「うるさいうるさい。屁理屈いうな。
もうこんな時間なんだから、さっさと帰れよ。」



俺様はな、さっさと帰って寝ないと、明日の仕事にさしつかえるんだよ。
そんなに真面目にってるわけじゃないけどよ、
睡眠をとらないとホントに死にそうになるんだから。



にもかわらず、この俺様が時間を削ってまで

付きあうだけの価値がお前らにあるっつうのか? 






こいつらは、みんな中学3年生の受験生。
受験生という意識なんか持ってないけどね・・・






一番近くにいるのが優香。顔はそこそこ可愛いけれど、
どうにも口の使い方がなってなくて生意気なんだよね。

俺に向かって「先生、彼女いるんですか。いい加減さ、
結婚しないとや~ばいんじゃないの?」とか言いやがる。

余計なお世話だ。お前こそペディキュア色をかえやがれ。
派手な色つけてますます馬鹿に磨きがかかってんぞ?





二人目が智恵。グループには必ずいるよね。
体が大きくてさ、目立つぐらいぽっちゃりめな人。


多少のぽっちゃりなら可愛げもありますが、
普通の男の子より横幅が大きいのは問題あるぞ? 





で、最後の静香はバカだけどかなり可愛い。
売れないアイドルよりはよっぽどいいぞ。

でも何回説明してあげても、次の日に
同じところを質問にくるのは勘弁してくれ(汗)

きみはさ、可愛いから特別に優しく教えてあげてるけどね、
これが男だったりしたら海に沈めたる。







「ねえ、先生、お願いだから。

ちょっとだけでいいの。お願い。」


ずいぶん真剣な目で智恵が俺にお願いしてきます。
いや、そんなこと言われてもさ、

だってもう帰らないと眠いし・・・。




「そう言われてもなぁ。」


渋ってると、ついにしびれを切らしたように優香の怒りが爆発。



「いいじゃんか。静香が先生にどうしても話したいってすっごく悩んでるんだから。」



見ると静香が


「ちょっと、こんなとこでやめてよ。」


って、こそこそ優香に言ってます。



なによ、先生に悩み相談? 

家庭のことかしら、それともまた質問? 


だめよ、だめ。ここは教室じゃないのよ?

お金にならないところで質問は受け付けない主義なの。

まあ、静香は可愛いから科目によっては考えないこともないけど。えへっ、ヒカルと保健体育でも・・・。



「静香がね、ヒカル先生のこと、す「ちょ、ちょっと、優香、やめてよぉ」








え・・・ !?



な、何なんだよ!?



俺、マジでドキドキパニくってるんですけど(大汗)





頭の中でいろんな妄想をグルグル廻らせていたら・・・




「ねえ、先生、

こんな所じゃアレだから、どっか店はいろうよ。」



「あ、ああ・・・」














うなずいてどうすんだよ・・・

_| ̄|○


早く帰るんじゃなかったのかよ(汗)








俺の中の意識は、もはや・・・

「ヒカル先生のこと、す・・・」



この先のセリフのことしか
頭にねぇよっ!!

(゚Д;≡゚Д゚;)








「先生、どこ行く? 

あんまりうちらお金ないから、マックでもいい?」


「いいよいいよ、デニーズでも行こうか。
俺が奢ってやるから。お前ら、飯くった帰れよ?」


「うわっ、マジで!? ラッキー♪ 
じゃあ、ほらほら行こうよぉ。先生、先生、はやくう。」





この時の俺はただ浮かれていただけであり・・・








お店に向かう間、俺の前を3人の女子中学生が歩いてたんだけど、
俺の視線はもう完全に静香に釘っつけ・・・



さ、さっきの話・・・マジですか? 





背中からうっすら見える・・・



静香のブラジャーに


なんだか興奮してきた俺って・・・



マジでやばくないスか?





デニーズについたら、大人ぶて強気の発言。

「まあ、好きなものでも注文しなよ。」





俺・・・



死んだほうがいいよね・・・_| ̄|○ililil





こいつらは、意外にも定食と飲み物しか注文しませんでした。


めちゃめちゃ注文されて財布がカラッていう

漫画みたいな展開にならなくて、正直ホッとしました。



で、静香はアイスコーヒーだけでいいっていうんで、

「どうした? お腹すいてない?」


って優しく聞くとね




「そうだよ、遠慮しないで食っとけよ。」

お前が言うな、優香!!

(;゚皿゚)





でも静香は「いいこれで。」ってぼそっと言っただけ。



あ、あのさ、優香さん・・・



ふ~ん、って鼻で返事して背もたれに寄りかかってないでさ・・・


注文も終わったのにいつまでもメニューを見続けてないでさ・・・



さっさと肝心の話をはじめんかい、バカちんが。




「で、話ってなんだよ。」


な~んて予想ついてるくせに、わざわざ聞いてみますヾ(´▽`)




「先生、飯食べてからにしようよ。」


「・・・・・・。」



もう20時なんだよー!! 
今日は比較的早く帰れるありがたい日だったのにぃ。
あ~、もう。俺ってなんでこんなことやってんだぁ。
これで万が一俺の予想と違っていたら・・・こいつら絶対拉致してやる。智恵は倉庫にでも押し込んどいて、優香と静香は裸にして両手を縛りつけてやって、二人で無理矢理抱き合わせて、後ろから交互について・・・




「せ、先生!!





ヒイィィィ!!!!(゚ロ゚ノ)ノ


と、突然大声だすんじゃねぇよ(汗)


マジでびびったじゃねぇか、

って目の前の静香をみたらさ・・・





いきなり・・・



うぐっ、うぐっ、って




なんで泣いてんだよ?!

(゚Д;≡゚Д゚;)



完全に俺が悪者みたいじゃんヽ(;´Д`)ノ

みんなの痛い視線を感じます。



頼むよぅ、目立つ行動は控えて。
お願いだよ。一応、ぼくね、先生だから・・・



ここにさ、塾に通っている生徒の親なんかがもしもいたらさ、





やばいんだよ、ぼけっ!!
凸(゜皿゜メ) ウラァ!!






って言いたいのはやまやまですが、


泣いてる女の子に・・・
しかも可愛いくてさ、もしかしたら・・・




俺に告白するかもしれない


って女の子に言えるはずがないでしょ・・・





「どうした? 先生聞いてやるからさ。泣くなよ、ほら。」


静香の方に手をのばしてハンカチでをふいてやります。
俺は正直こんなキザな真似は恥ずかしくてやったことありません。

差し出した俺の手が震えていることに気付かれませんように・・・






「先生、あのね、うぐっ、うぐっ。」



「うん・・・、どうした?」



「本当はずっと黙ってようと思ったんだけどね。」



俺が渡してやったハンカチで目と鼻をおさえながら喋り続けます。ぐずっぐずっと鼻をならしながら懸命に喋ろうとする仕草は子供っぽくて、でもそれがまたたまらなく愛おしく思えたわけで・・・。



「どうせ言ってもダメだって分かってるけど。うう、ぐす、ぐすっ。」



静香の話を聞きながら、落ち着かせるように、うんうん、って首をたてにふってやったさ。これが大人の余裕ってやつなのね。



生徒の心を掴むのにはさ、わざとらしい動作も必要になってくるわけさ。
先生は君のことだけを、一生懸命考えてるんだよ、分かるでしょ?って思わせてあげないとね。




「わたしバカだから・・・。でも先生、いつも優しく教えてくれるし。
でも、うぐっ、うぐっ、それは先生だから、教えてくれてるだけで・・・。」




いや、それは断じて違うぞ!!


だって俺が静香を優しく教えてあげてるのは、あくまでも・・・



君が可愛いからなんだーっ!!


ブサイクちゃんは熱心に教えてないもん。

君は可愛いんだからさ、

それだけは自信を持っていいからね。






「わたしね、先生のこと・・・。」



ゴクッ・・・




「・・・・・・。」



って黙るなよ、ヲイ・・・。



そのまま黙って口を閉じちゃったら反応こまるやんけ。

言わんとすることそのまま受け取っちゃっていいの?
まさか間違ってないよね? 


おい・・・優香・・・


ジュース飲んでねーで何とかいいやがれ。



俺が目で優香に合図すると、



「そういうことだって。」



・・・そ、そうですか(汗) え、偉そうなヤツだな・・・





君が卒業した後とかだったら、全然OKなんだけどね。


先生さ、君らに触れたりエッチな話をするのは大好きなんだけど、
それ以上に大切なのはだらけた生活なのね。


会社員時代には胃に穴があきそうなほプレッシャーの日々だったから
痛感してるのよ。普段の日の塾講師ほど楽な仕事は他にないって。

だからさ、塾講師をクビになるような事態になったらと思うと・・・


ヘタレな先生でごめんよ。

告白は嬉しいけど、ああ、やっぱり俺・・・






「じゃあみんなでどっかに遊びにいかない? 
先生、いいでしょ?」



さっきまで飯に夢中だった智恵が口を開きます。


これって助け船? 

まあ、遊ぶぐらいはいいんだけどさ。



「それいいじゃん。ねえ、静香? みんなで遊びにいこうよ。」


優香もノリノリ。




「・・・うん。だけど・・・」




静香ちゃんの大きくてキラキラした涙目いっぱいの瞳で
見つめられっちゃったらさ・・・



・・・はいはい、分かりましたよ・・・


行けばいいんでしょ? 行けばさ。


「分かった。今度、遊びにいこう。」


って言うしかないじゃんか。

ヽ(;´Д`)ノ




でも、君の嬉しそうな顔をみたら、俺も嬉しいよ。


まぁ、所詮相手は中学生です。間違いなんか起こるはずもありません、絶対にね。自信はないけどないはずです。多分・・・。
ええ、多分無いでしょう。でもまあ少しぐらいならあっても・・・。





で、大はしゃぎしている優香くん、一つだけお聞きしたいのですが、
その遊びに行くときにかかる費用は誰が出すのでしょうか? 




まさか・・・。







そんなわけで、1時間ほどでファミレス出たら帰しました。
くれぐれも先生と一緒だったとは言うな、きつく口止めして。

それにしても、まさか混んでるところに連れて行かされないだろうね。





せっかくのお休みなのにさ・・・。



家族サービスのパパ役になるだけなんてごめんだよ。