さて、せっかく蹴上まで来たのだから、あそこら辺周辺も歩かなくっちゃ、
インクライン。
琵琶湖疎水を運航する船を、ここだけレールに乗せて、傾斜を上下する所なんだね、
こんな感じね。下を望んでみる、
なんか右端のおっちゃん、E味出してるな。
上に見えるのが下端の船溜まりね。
そして船、復元だけど。
また、道路を挟んだ向こう側には第2期発電所が、
新緑の蔦が絡まる様子がまた風情。
坂道を登ってみると、お気に入りの景色が、
疎水出口のトンネルと、右に見えるのが旧浄水場、
こちらのレンガ造りもまたオツ、非公開なのでここまでしか近寄れないけど、
お気にの景色のひとつなんだね。
で、インクラインの途中には、
下部に歩行者用のトンネルがあって、こちらもレンガ造り、
補強用にレンガが斜めに並べてある、
なのでこちら、「ねじりマンポ」と呼ばれている。
そしてその上には、
第三代京都府知事、北垣国通による揮毫、『雄観奇想(ゆうかんきそう)』、
優れた眺め、思いもよらない考え、まさしくその通りだね、
近代黎明期の人々の、未来に懸ける夢、
そういったものを体感できる、とても素晴らしい施設なのです。
そしてこの後は、一駅乗って、山科に向かいます。