「財源確保のために消費税を１２％に上げる」ということを自民党さんはおっしゃっております。

単純に考えますと、それでいいように思いますが、「消費税を上げたら、みんなものを買わなくなるから、税収はかえって減るのではないの？」というご意見もございます。

さて、どちらが正しいのでしょう。

こういうのは理論だけであーだこーだ言っても結論がでないので、実際に日本で消費税を導入したことによって税収がどうなったかを、財務省のホームページで調べてみました。

そしたらまあ、びっくりしちゃったのですけど、まあ見てくださいな。クリックすると大きくなるはずです。

財務省　一般会計税収、歳出総額及び公債発行額の推移より

この真ん中の折れ線グラフ（一般会計税収）を見ますと（もうちょっとグラフの左の方があるとよかったのですけど）、消費税を導入するまでは順調に税収が伸びていたのに、消費税導入の2年後には税収はほぼ前年度。

それどころか、その後はほぼ下がりっぱなしになっています。

どうして？　消費税の分だけ、税収が増えるんじゃないの？

それが誰かの役に立つと思うからこそ、嫌だけど消費税払ってたんじゃないの？

と、頭の悪い僕（あるいは僕と同程度の頭脳しか持っていなかった政府の人達）は思うのですけど、実際には消費税をかけることによって、景気が後退し、企業や商店の収入が減り、結果として税収も減ってしまった、ということになるようです。

ということは、今後、「財源のために、消費税を12％に」したら、どうなるのでしょう。

頭の悪い僕は、「もっと景気が悪くなって、かえって税収が減って、財源どころではなくなるのではないか」とか思ってしまうのですが、どうなのでしょう。

個人的には、このグラフを見て、「消費税をゼロにして、景気回復させます！」と訴えている幸福実現党の政策がよくわかった、と思ってるんですけど。

ちょっとだけ賢くなった、石黒でした。

消費税を上げたら、税収は増えるの？ 財務省の資料では、なんと！