先生あのね。 -46ページ目

携帯電話その2

先生あのね。-200902020154000.jpg
先生あのね。


〈エピソード2〉


前にも話したとおり

わたしが通っていた高校は携帯電話が禁止だった



それは起きた




ある休み時間に……





わたしの高校のトイレは構造が少し変わっていた。



廊下→手洗い場→トイレといった具合に吹き抜けていた。

間になぜだかドアがない。

なので


ありえないことに廊下を通ればトイレの中が見える状態の構造だった


この構造をふまえて想像しながら読んでもらいたい



ここからは展開早いです



でわ…………









わたし、窓辺にいた(★の位置)



携帯、いじっていた




廊下を通った先生(男性)と目があっっった!!




わたし、はけた!!(廊下から見えない隅の方へと)





おいおいおいおいおいおいおいお~い!ケ~タイき~んし~!



って!


おいおいおいおいおいおいおいお~い!??




ここ











女子トイレですが!!?







…悪かった。うん。悪いのはこっちだよね。禁止だもんね。。。ごめんね。。。



でも女子トイレに入ってきちゃってましたが!!?




そのポイントに一人もんもんとしたのは間違いでしょうか。。。








放課後



わたしはいつになく絶妙な表情でその教師が待つ職員室へむかいました( ̄~ ̄)ξ

第2回

響きが好きな言葉シリーズ


























公共広告機構

携帯電話その1

先生あのね。


〈エピソード1〉


わたしが通っていた高校は携帯電話は禁止だった


しかし

まぁ当然ほとんどの学生が持っていた


それはもちろん先生方だって知っていただろう


わたしは携帯電話を制服のブレザーの胸の内ポケットに入れていた



ある日、身体測定があった

皆ジャージに着替えるために決められた場所へ行き各々着替え始める


女子の着替えの場所にはもちろん女の先生が付き生徒達に指示を出していた


その女の先生はなかなかおっとりとしたタイプだった

わたしはその先生の前を通りすぎた


先生『あらっ!○○さ~ん、くし落としたわよ~』


と、わたしは呼び止められた


わたし『あぁ~スミマセン~ありがとうございます』

と床に落ちたくしを拾おうと前かがみになった



カシャ…乾いた音が響いた…


先生『カシャ…?』


次の瞬間




ガッ!!シュルシュルシュルシュルシュルシュル…ガンッ!!



先生『…?』


わたしは今日1番の笑顔で先生に言った


『くし!ありがとうございます!』


先生『………………えぇ。いいのよ。早く着替えちゃいなさいよ~』










蹴った



わたしは蹴った



携帯を反射的に思いっきり蹴った



無駄にたくさん付けていたストラップの群れと共に素敵に乾いた音を立てて落下した携帯を




蹴ったんだ!!



あの時の反射神経には拍手を送りたい



無事だった!


没収され放課後職員室に呼び出され説教されるという屈辱から逃れたんだ


無事だった!!


そして先生よ!おっとりしていてくれてありがとう!







……………しかし










シュルシュルと軽快な音を立てながらとおく彼方に旅立った携帯電話が……見える………確かにあれはわたしの電話だ………




気のせいかバラバラに見えた。。。




完全に1固体ではなくなっていた。。。




思った………









無事か!!?








違う意味で………(T_T)