京都日帰りの着物は、結城が多いです。
新幹線で往復五時間弱座りっぱなしで、
訪問先はほぼ全部正座。
年々それらが堪えるお年頃ですけど、
着物にとってもかなり過酷な条件だと思います。
ケツ圧かかってれば、生地は当然伸びるんですけど、
一晩掛けて畳んで引き出しの一番下に入れておけば
次回には普通に戻ってますから驚きです。
ほんとにうっすら赤味があるグレーベージュに黒の絣。
ちょっと高かったんですが、「これは使える!」と確信後にダイブ。
十年ほど前の思い切りが、ここまで役に立つとは!
かなり乱暴に着ておりますけど、くたびれることなく良いお味。
そういえば、三年ほど前だったか、
ある地機の結城にウットリ見入っていた私に、
「これ~、値段の割に薄いですねぇ」と鼻で笑う女登場。
着物に携わる女性だったんですが、おどろきました・・・・。
いい糸の結城は薄いんです。
ちょこっと乱れた味わいのある絣足を不良品などと騒ぐ消費者と似ていました。
モニョ。
良いお味といえば、日本味博覧弁当。
今年のお初でした。
相変わらず美味~。