実家の納戸はブラックホール・・・・

あるものを探しに出向いたところ、予期せぬ物が出てきました。

なんと12年ぶり、涙の再会です。


まにあ管理人別宅

いわゆる目玉モノ好きなのです。私は。

お正月からお雛様あたりまで楽しめる人形尽くしの訪問着は
東京友禅ならではの渋い色使いが甘すぎず吉。
三十代の時に作ってもらい、数回着てあと行方不明・・・・バカバカ

まにあ管理人別宅

上の画像は上前で、お内裏様の右肩辺りからおくみ。
カリメロのような可愛らしい口元のお婿さんに
菊の刺繍部分のプックリ加減が今見ても微笑ましいです。

まにあ管理人別宅

なんで突っ立ってるんだろうと思ってたこのヒト。
姉さん人形ですね、そうですねー?

まにあ管理人別宅

当時から縮緬好きだった私ですから、生地は迷わず縮緬に。
中でも最大級に重めのを指定したので、お顔のアップがやばいことに・・・・(笑)

そして、着るとなると、重い。
触り心地や風合いは最高ですが、
腰紐をかなりきつめに〆ないと下がってきます。
衿も高さが出てしまうし、
好きだからってだけで発注した私は、
つくづく考えが浅かったというか、着物ってもんを知らなかったと思います。
でも、これはこれでとても気に入ってますから、
三月までに着用して出かけたいと思ってます。
どこ行こう???

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現在は、一越や三越や浜縮緬などで着物を作っていますし、
鬼シボ以上の白生地ご所望の方(滅多にいませんが)には
必ず上記の特徴を説明することにしています。
また、地紋にも興味が出てきて久しいので、
昔のような縮緬オンリー信仰はなくなりました。

とはいえ、この独特のシボシボ感には、
やはり惹かれるものがあります。
何作ろうか???羽織も衿が膨らむしねえ、
染め帯には標準過ぎるし、コートは詰まんないし。

ちょっと考えて見ます。



しかし。


探していた時は出てこなかったのに

他の物を探していると出て来る不思議。


これから何かを探す時は

別の物を探したら良いのかもしれません。