『すみれ詩手帖』お衣装話♪その壱、準備編

黒色すみれ『すみれ詩手帖』の衣装を担当させて頂きました♪……ということであの可愛いアンティーク着物のコーディネートや撮影秘話などなどを書こうと思います


着物＆帯は二人の私物、私と二人のお休みを合わせて一気に着物屋さんを４件くらい駆け回って１日で見付けました


ゆかちんの着物艶々してますでしょ綸子(りんず)という光沢ある着物地です


さちどんの着物雰囲気ぴったり、しっとりした縮緬(ちりめん)という着物地です

二人ともアンティーク着物、しかも子供の着物なんですよ～子供のお祝い着はカラフルで可愛いので写真映りがいいはず
もちろん普通には着られないので色々と工夫をしました
私の手元にきたのが撮影まで一週間くらいかな、小物を揃えて…バタバタだったのもいい思い出(笑)とっても楽しかったです


まずは【襦袢】
着物の袖の振りが凄く長い上に柄にも拘りたかったので半襦袢に付け袖を付ける作戦でいきました


↑市販の半襦袢の襟部分を裾広がりに改造しています


↑名前とか縫ってみる…双子のお母さんになった気分だわ
着物は子供サイズなので胸元がはだけ易いなと予想して、中に着る襦袢の襟を広げ半襟がいっぱい見えても多少は大丈夫


その半襦袢にこんな可愛いアンティークのハギレを縫い付けました


↑【半襟】水色桜っ春だわー柄も細かいから半襟として優秀です


【替え袖】は、また別のアンティークの子供着物の袖を解いて流用しました


↑解いて……

↑縫うっ

こんな風に袖から中が見えるので中が派手なようにしてます子供の着物は可愛いなぁ

そして【着物】にも一工夫…子供用で小さいので合わさりが少ない…とうことで。

↑下前に別布を足しました。この裂(きれ)は見えないので柄はなんでもいいんですが、滑りがいいものが扱いやすいと思います。梅柄の裂は私が初めてかったアンティーク着物。もう着れなくてほどいていたのを使いました。これだけで結構違います
普段アンティーク着物着て、はだけ易い人にもオススメの裏技ですよーっ



襟元には可愛らしい雰囲気のレースを挟み込んでいます
アンティーク着物に合うように色と質感を気をつけて選びました
具体的には漂白したような白ではなく、オフホワイトぐらいの柔らかい色味。白過ぎては浮いてしまいます
そして、出来るだけ目の細かい繊細な仕事のものハートにも見えるこのレースは可愛らしさも抜群で見付けた時は「これだ！」と興奮しました



↑しごきにしたレースは約４m、日暮里の問屋さんで見つけました。端まで可愛いように別のレースで縁取り



【足袋】はアンティーク着物を買った大江戸和子のオリジナル柄足袋★紅白縞と紺白縞をそれぞれ色違いで、太い縞はインパクトありますが凄くコーディネートしやすくてお気に入りのアイテムです



↑ぽっくりは、みねてぃ・つぐみちゃん・まさえちゃんからお借りしました～ありがとうございますm(._.)m


これで準備完了…当日編に続きます
お楽しみに～

kimono163＊紗緒理

去年の手帖のメモ(*´∇｀*)
ブログ村素敵なコーディネートが沢山ありますよ♪

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