何だかいつもお腹がいたい。ピロリ菌と腹痛

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美は胃腸から・・・



腸内フローラからアンチエイジングを考える胃腸良子です。



私は3人兄弟の真ん中です。2つ上の兄がいます。兄は猛烈中年サラリーマンです。毎日遅くまで残業しながら家族を養っています。でも、胃腸良子の兄なのに、胃腸がどうやら悪いようです。

昨日私のお誕生日にメールをくれました。

ピロリ保菌者でございました。いつも胃が痛いと言っていたのは、どうやらこいつの仕業だったようです。

ではなぜピロリ菌が生息していると、胃炎や胃潰瘍、果ては胃がんにまでなってしまうのでしょうか？

本日は・・・

何だかいつもお腹が痛い。ピロリ菌と腹痛。

まずはピロリ菌の感染経路です。

昔、衛生状態があまり良くなかった時代は井戸水などが媒体になったようです。その他、乳幼児期に母親や父親が噛んだ食べ物を口移しで食べさせていたことが、主な感染経路だと考えられています。子供の胃は酸性度が低く、ピロリ菌が生き延びやすい環境なのです。ちなみに大人同士のKISSでは感染いたしません。



ピロリ菌に感染すると・・・？

まずは慢性胃炎になります。そのまま胃炎を放置していると萎縮性胃炎や胃潰瘍を引き起こします。萎縮性胃炎が進行すると腸状皮化生といい、胃の粘膜が腸のような粘膜になり、胃がんへと進行してしまいます。

癌の原因であるピロリ菌を除菌するというのが、胃がんのリスクを減らす大きな手助けとなります。

しかし、除菌には副作用も伴います。お腹の中の菌を殺してしまうため、下痢や胃の不快感などが上げられます。また、１次除菌の成功率は80％、２次除菌の成功率を合わせると95％くらいになります。2回除菌しても５％の人は失敗する可能性があると言うことです。

また、ピロリ菌保菌者が全員胃がんになるわけではありませんし、ピロリ菌がいないからといって胃がんにならないわけではありません。

喫煙や塩分の取りすぎ、野菜不足なども立派な胃がんのハイリスクファクターです。



なんだかいつもみぞおち辺りが痛いあなた！ピロリの存在確認はした方が良さそうです。呼気検査ですぐに判定出来ますよ。

検査の先延ばしはいけません。ご自分のお誕生月にでも検査を受けられてみてはいかがでしょうか？




いままでの記事を読みやすいように作ってみました！

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