細胞レベルから美健康を考える胃腸良子です。
お盆休みに入りましたね~
皆様、どこかへお出かけですか?それとも御帰省?
私は家族が旅行に行っている間に溜まった仕事をガシガシこなしております。夏休みの宿題が終わらない子供の気分がよくわかります💦
お休みの日・・・酒量増えますよね~。せっかくですものね!(私はこのせっかくだからという言葉が大好きで毎回せっかくです、笑)さあ、呑んじゃいましょうか
と、そのまえに、一応肝臓に与えるダメージとウコンの効き目について触れておきましょう。
今日のテーマ・・・
アルコールと肝臓とウコン
です
お酒を飲む時にはウコン!と日本人のなかには強いイメージがあります。お酒はアルコール脱水素酵素がアルコールを毒性のアセトアルデヒドに分解します。アルコールを摂取して頭が痛い、顔が赤くなるといった現象はこのアセトアルデヒドが肝臓内で十分に分解されないことが原因です。
ウコンのクルクミンにはアセトアルデヒドの分解に効果があるとされていますが、臨床的なデーターの裏付けはありません。肝炎や肝機能障害の患者が大量のウコンを摂取し、肝機能低下した症例も報告されています。ウコンに含まれる鉄分の大量摂取が問題なのか?クルクミンの影響か?まだ詳しい原因は解明されていません。肝機能に問題がある人はウコンを必要量以上飲まないほうが良いということは確かなようです。市販のドリンクには少量のウコンしか含まれていません。ウコンの粉末を錠剤にしたサプリメントは規定量をきちんと守って下さい。
では、ウコンは身体に悪いの?
いいえ、クルクミンの特徴はなんと言っても強力な抗酸化力です。クルクミン自身が活性酸素を消すとともに、抗酸化酵素のグルタチオンペルオキシターゼやカタラーゼを活性化します。結果としてLDLコレステロールの酸化を防ぎ動脈硬化を予防する働きがあると考えれています。
その他には、免疫機能をコントロールする働きがあります。ウコンのクルクミンの抗ガン作用についてはいくつかの動物実験で有効性が示唆されていますが人間での検証は不十分です。
ウコン=肝臓を守る,二日酔い予防,悪酔いしないというイメージがありますが、この効用については伝承的・体験的なものや動物実験レベルで、人での効果はこれから検証される分野です。
結論。飲み会前にウコンを飲んだからといって自分の許容以上は飲まないほうが良いということ。アルコールの排泄を助けるため水を飲むこと。こんな感じです