声おばさん・・・になりたくない！

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 細胞レベルから美健康を考える胃腸良子です。



 電話の向こうにいる相手の性別、年齢ってだいたい想像出来ますよね？
それってなぜでしょう？



 子供は声が高くて、大人は声がわりするから？どうやらそれだけではなさそうです。
 声も年齢とともに老化する？のです。
美声とは声の高さだけではなく、なめらかで艶があり響きが良いことが条件。声帯の表面にポリープや皺、浮腫があるときれいに振動しなくなります。



 今日のテーマは・・・



声おばさん・・・になりたくない！

 私が学生時代のころ、実習先の大学病院に某有名女優さんが耳鼻科外来に受診されていました。その女優さんの悩みは嗄声（させい）。更年期に差しかかり声がしわがれてきてしまった、というのが主訴でした。そのころの医療では、なかなか抗加齢対策を重要視しておらず､良い治療法がみつかりませんでした。



 声の老化・・・これは閉経を境に女性ホルモンの分泌が低下することで、声帯も男性化して太くなっていくことです。　

 逆に男性の場合は老人になると、20代の青年期に比べて若干声が高くなります。これは加齢によって声帯が痩せて細くなるのが原因。



 加齢によって、声帯筋を覆う粘膜内のヒアルロン酸が減少して潤いが低下したり、長年の声帯の酷使によって声帯に細かい傷やポリープなどができると、声帯が滑らかに震えることができなくなるので、声に雑音が混じり、ざらついた印象の声になっていくこともあります。
 さらに、声帯の開閉は、喉周辺の筋肉によって行われますが、他の部位同様、加齢で筋力が衰えると、声帯がゆるんで振動しにくくなり、かすれ声になってしまうのです。つまり体の他の部位と同じく、「声」も加齢によって、確実に衰えていくというわけです。老人の特徴である「かすれたしわがれ声」は、このようにしてできあがります。




 では声の老化は、防げるのか？！老化を防ぐ、また美しい声になる医学的な治療というのはあるのでしょうか？




 声のアンチエイジング手術や治療法はいくつかあります。

 加齢で減少したヒアルロン酸を、声帯に直接注射する『声帯内ヒアルロン酸注入術』では、しわがれ声が改善します。しかしヒアルロン酸は、声帯に直接注入するのなら潤いを保つ効果が期待できますが、ヒアルロン酸をサプリのようなもので摂取しても、体内で一度分解されて吸収されるため、声帯にダイレクトに届くきません。

 局所麻酔で、声の変化を患者さん自身が確かめながら、甲状軟骨と輪状軟骨を近づけて固定することで声帯の緊張を調節する『甲状軟骨形成術Ⅳ型』手術は、声を高くして張りを取り戻します。でもこの方法は喉の手術をする訳ですから、ハードルの高い治療法ですよね。




 ただ、あえて注射や手術などを受けなくても、普段の生活でできる声のアンチエイジング法はたくさんあります。まず第一は、声帯を傷めるので喫煙をしないこと。そして声帯とその周辺の筋力低下を防ぐため、日ごろから声をよく出す（話す、歌う）ことがなにより大切です。


 ほかには、どうすれば若々しい声を保てるのか？そのポイントをご紹介しましょう。



『若々しく美しい声を保つためのポイント』


普段の生活の中で手軽にできる、若々しい声をキープするための秘訣・注意点をご紹介。


①声帯の潤いを保つには、加湿と水分補給が重要

声帯筋の表面を覆う粘膜が乾燥すると声はかすれ、声帯も傷つきやすくなります。常時エアコンなどを使用していて乾燥が気になる場所で過ごすときは、加湿器を設置したりして適度な湿度をキープする工夫が大切。水分補給もこまめにです。


②絶対禁煙。食事も刺激物は控えて

タバコを吸う人の声帯は常に腫れてぶよぶよになります。若々しく美しい声をキープしたいなら、タバコは吸わないことが最低限の条件。辛い物などの刺激物も声帯の表面の傷を作ります。美声のためには控えるのがよいでしょう。


③声帯も筋肉で動く。意識して動かし筋力をつけましょう。

声の老化防止に最も効果的なのは、歌ったり話したりして、意識的に声を出すこと。声の高さや張りを調節する筋肉は、他の部位同様、老化によって痩せ、衰えていきます。家族や友人とたくさん話す、カラオケをするなどして積極的に声を使うようにしましょう！




 残念ながらいまのところ、ご紹介できる美声サプリはありません。サプリメントアドバイザーをめざす胃腸良子！きっと良い成分の美声サプリを発掘してみせます！（たぶん）




 本日も最後までお読みいただきありがとうございました




美健康アドバイザー
胃腸良子（いちょう　よしこです。りょうこではありません､笑）