細胞レベルから美健康を考える胃腸良子です。
今日は久しぶりにゆったりとした日曜日です。少し時間があるので、今日は私のメインテーマ 腸について触れてみたいと思います。
いままで腸ネタは
たかが腸、されど腸
で、食物繊維、腸内細菌、について触れてきました。
腸内環境というのは、身体の免疫力を高める、ナチュラルキラー細胞を増やす(これについてはまた今度詳しく説明いたしますね!)など、元気でいるための大切な要素です
そこで、今日のテーマは・・・
うん活!腸内細菌を増やそう!
便秘気味の方も、下痢をおこしやすい方も、腸内細菌の数が減少している場合が多いのです。
戦前の日本人のウンチの量は一回あたりは400gだったのですが、いまは200gに減ってしまったとのこと
日本人の腸が大ピンチ!なのです。
これは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、野菜の摂取量が減少したことが原因だそうです。
野菜の摂取量が減れば、ウンチの量が減るだけでなく、腸内細菌の“餌”がなくなり、腸内細菌の数が減ります。
そうなると、免疫細胞のトレーニング相手がいなくなり、結果的に免疫力の低下が起きるんです。
医学は戦前よりも進歩し、人々の寿命は延びたものの、食生活の欧米化により免疫力は落ちてしまった・・・。
そんな皮肉な状況が生まれてしまっているんです。
腸内細菌が減り続けた原因のなかに、このようなことがあります。
・加工食品の増加→ 加工食品のなかには保存料『ソルビン酸』が多く使われています。ソルビン酸は腸内の細菌の増殖を抑えてしまいます。
・清潔になり過ぎている→野菜などに付着した土壌菌は腸内細菌を増やしてくれますが、いまの野菜は完全消毒されてしまい土壌菌が付いていません。
・抗生剤の乱用→風邪などで毎回処方されていませんか?本当に必要な時に使うことが出来るように安易な受診や、病院をコロコロ変えるのはやめましょう。
腸内細菌を増やす方法の一つとして『便移植』が注目を集めています!
なに~人の便~⁈やだ~
ですよね。
でも、下痢を繰り返す「潰瘍性大腸炎」などの病気にかかっている人の治療法として欧米ではその有効性が多数報告されています。
日本では順天堂大学医学部附属順天堂医院(私の出身病院です!)などで研究されています。
http://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic/shokaki/kanja06.html
うん活!笑い事ではありませんよ!
免疫力アップは全ての美健康に繋がります
今日も最後までお読みいただきありがとうございました
美健康アドバイザー
胃腸良子