09-10フィギュアスケートGPシリーズ第6戦スケートカナダ(2009 HomeSense Skate Canada International)男子シングルフリースケーティング(FS)。ショートプログラム(SP)で2位につけた高橋大輔(Daisuke Takahashi)は、FSで首位となる155.01点を記録するも、合計231.31点で2位に入った。



 FSで2位となる153.99点を記録した米国のジェレミー・アボット(Jeremy Abbott)が合計232.99点で優勝し、3位には合計212.28点でフランスアルバン・プレオベール(Alban Preaubert)が入った。



■男子シングル総合順位(FS+SP)



1位:ジェレミー・アボット(米国) - 232.99点

2位:高橋大輔(日本) - 231.31点

3位:アルバン・プレオベール(フランス) - 212.28点

4位:ミハル・ブレジナチェコ) - 202.32点

5位:サミュエル・コンテスティ(Samuel Contesti、イタリア) - 202.25点

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★ジェレミー・アボット(Jeremy Abbott, 1985年6月5日[2] - )は、アメリカフィギュアスケート選手(男子シングル)。2009年全米選手権優勝。2008年グランプリファイナル優勝。



人物

1985年6月5日、コロラド州アスペンで生まれる。全米選手権ジュニアクラスで優勝した後で基金を設立し、自身がスケートを始めたアスペン・スケーティングクラブの子どもたちを支援している。翌2006年には同様の基金をもう1つ設立している[5]。座右の銘は「ブタだって空を飛べる」。姉のグウェンアルペンスキー(滑降)の元選手。



経歴

2歳でスケートを始める。4歳のとき、アイスショーで見たロビン・カズンズの演技から刺激を受け、競技会に出るようになった。ノービスまではシングルと並行してアイスダンスペアにも取り組んでおり、1998-1999シーズンにはブリタニー・ヴァイスとともにペア競技に出場していた。



1999年に練習拠点をコロラドスプリングスのワールドアリーナに移し、現在に至るまでブロードムーア・スケーティングクラブでトム・ザカライセックに師事している。2001-2002シーズンに全米選手権ノービスクラス初出場を果たし、シングルに専念することを決めた。2003年には腰椎を骨折して約4ヶ月間リンクに立てなくなったこともあったが、2005年全米選手権ジュニアクラスで優勝を果たした。



シニア初年度の2005-2006シーズンは中西部予選で5位にとどまり、全米選手権に進むことすらできずに終わった[7]。2006-2007シーズン、フィンランディア杯で優勝。全米選手権でも4位に入賞し、翌2008年大会のシード権を獲得した。そしてジョニー・ウィアーの辞退により、四大陸選手権にも出場。ホームリンクで開催されたこの大会で、見事に銅メダルを獲得した。



2007-2008シーズンからはISUグランプリシリーズに参戦。全米選手権では2年連続の4位となった。直前に怪我で欠場することになったエヴァン・ライサチェクに替わって[10]、世界選手権に出場した。2008-2009シーズン、中国杯をアメリカ男子シングル史上最高得点で制した[8][11]。初進出のGPファイナルでは、ショートプログラム、フリースケーティングでそれぞれパーソナルベストを更新し、アメリカ男子シングル選手初のGPファイナルチャンピオンとなった。全米選手権でも初優勝。