全国ギョサンサンダル販売促進委員会からのお知らせ

近頃、左右色違いのサンダルを履いて出かけている。

このサンダルは、「ギョサンサンダル」と言う。今どき珍しいＭａｄｅ　ｉｎ　Ｊａｐａｎ　だ。

田植えの時、畦を歩くのは、このサンダルに限る。

他のサンダルだと、泥に濡れた足がサンダルの底で滑って、脱げてしまう。

だから、安売りの時に、まとめて買っている。

先日、隣町の靴流通センターで１足５９０円（税抜き）で売っていたので、２足買った。

そして、

最近、

「左右色違いで履いた方がお洒落じゃないか」

と言うことに気がついた。

「人の目が気になる」

とか、

「みっともない」

とか、

「変な人に思われるんじゃないか」

とか。

そんな風に思うことは世間の常識というものにとらわれている。

世間なんか糞くらえだ。

フランスのパリではみんなギョサンサンダルを左右色違いで履いている（多分）。

社会を変えようと思ったら、世間の風当たりは強くなる。

みんな、世間の壁にぶち当たり、正しいと思うことも言えず、世間の空気に飲まれてしまう。

みんな原発反対のステッカーさえ、車に貼ることができない。世間の目を気にするからだ。

みんながステッカーを貼って、自分だけが貼ってないと、慌てて貼るに違いない。

試しに、左右別々のサンダルを履いて歩いてみるといい。

自分がどれだけ世間の常識というものに縛られているかがわかる。

全国ギョサンサンダル販売促進委員会からのお知らせでした。

サムライ菊の助「畑日記」