10代20代のころには想像もつかなかった40代が目の前に迫ってきました!
気持ちはまだまだ30代前半だし、ほうれい線もそんなに深くもないし、白髪も全然ないので、思っていたより恐くないのが不思議な感覚です。
それより恐いのが、幸せすぎるということです…。
主人は記念日に必ずプレゼントをくれたりディナーの予約をとってくれます。常にわたしが疲れていないか気にかけてくれて「キミは何もしなくていいからね」と休日には家事のすべてを行なってくれます。
子どもたちは小学校高学年と中学年になって行動範囲も広くなりました。サッカーもレギュラーに選抜され、わたしにはよくわかりませんがアンダー11のスカウトも来ているようです。


家と車はキャッシュで購入してローンの心配もありません。
主人の事業は多角化しているので倒産する心配は当分なさそうですし、わたしが行っている士業も細々ながら新規顧客を獲得しながら順調にいっています。


ほんとうに何もかもうまくいきすぎて恐いくらいです。実は子どもたちがイジメにあっているのではないかとか、逆によそのお子様をいじめているのではないかとも思ってしまいますが、個人面談での先生からのお話ではそのようなことはないようです。
主人が浮気しているなど皆目検討がつきませんが、もしこの平穏で幸せな日常が壊れるとしたら不貞行為しかありません。
主人のスマホなど触る勇気もなく、PCも操作できないので証拠など調べようがありません。


休日は夫婦でゴルフしたりお食事に行ったり映画を見たりどこへでも一緒に連れていってもらうので主人がどこかに1人ででかけることもありません。


主人が浮気することはないかもしれませんが、逆に女性のほうから主人にアプローチしてきているのではないかと直感が動きました。しかしその直感を具体的な証拠として押さえる方法がわかりませんでした。


ある日なんとなくテレビを見ていたら「占い」という言葉がわたしの脳裏から離れませんでした。手相占いや占星術などまったく信じていませんでしたし、やってもらったこともなかったのではじめは「占いに頼るなんて…」とものすごい抵抗感がありました。けれども見えないことを見るのはやはり占いしかないと思い、近所のショッピングセンターの一角にある占いをしてくれる場所へ行ってしまったのです。その行動力は自分でもびっくりするくらいでした。


そして中にいるのは化粧の濃い年配の女性を想像しましたが、実際にはナチュナルメイクでほっそりとしたわたしより少し年上の穏やかな方でした。
実際に何か具体的なことで困っているわけではないのですが、と前置きして自分の今の幸せを突然壊されるんじゃないかという予期せぬ未来が不安で仕方ないと伝えました。あれほど占いを信じていなかったわたしが会って間もない人に自分の内面をさらけ出すことにまったく抵抗はありませんでした。


そして生年月日と生まれた場所を伝えると彼女は静かにいろいろなことを教えてくれました。
まず主人は浮気していないこと、わたしの心配は杞憂に終わるということでした。主人もわたしもお互いに金星と火星が影響しあっている関係で嫉妬や憎しみが生まれやすい星の配置になっているとのことでした。しかし問題なのはわたしのほうでした。わたしの行っている仕事のクライアントで好意を持つ男性の影があると言われました。主人は言い寄ってくる女性がいることを自覚して正しい対応をしているので問題ないとのことでしたが、わたしにはその自覚がなく正しい対応方法も知らないのでストーカー被害にあってしまう可能性があるとのことでした。


たしかに親身になっている男性のクライアントがいましたが、わたしより年下ですしそのような感情を持っていないと認識していましたが、実際にはわたしが思う以上の感情を持っていると予知されました。


その後男性クライアントが盗聴や盗撮をしていたことがわかり、平穏な幸せを崩す要因は自分だったことがわかりました。
あまりにも当たりすぎて占いを信じていなかった今までの自分が恥ずかしくなるくらいでした。