奥山での「大径楢材」は、搬出がやたら大変なので、おおきな搬出機材を持たないK式では、

そのまま放置することも多々あります。

もったいない話。

 

で、ならばで、なめこ菌種を持ってこれを使えば、植え付けが出来ます。

黒い先ちょで穴を掘って、ハンマー部分で、木栓形状の種を打ち込んで完成。

 

ドリル式のように、動力が要らないのはすばらしい。

が、握力と腕力の持久力、根性は必要です。

K式にぴったり。

 

早くてこの秋、太い材では数年先から5~7年くらい、赤い味の濃い天然なめこが発生します。

山主も、そうでない人にも、雑木林に入る楽しみが生まれる。

 

その、地道な楽しみを増やすことが肝心。

 

 

黒い尖った方を打ちつけると、脇の大きな穴から、打ち抜いたカスは排出される、

非常にシンプルな仕組み。

 

ちょうど、春が菌打ちの季節なので、その準備というわけ。

 

 

これまでは借りもののハンマーを使ってたのですが、

材木町の中屋さんで見つけて買いこみました。

 

しっかりした造りで一生使えそう。

でも、中腰で一箱500も打ち込むと、けっこう腰と手がくたびれます。

 

ということで、改造個所は「持ち手部分の滑り止め」と、

山中で紛失しないよう、いつもの「蛍光オレンジ塗布」

 

この持ち手先端のコブ。これが、疲れ軽減のキモです。

最近は、軍手がゴム引きになって、滑り難さはだいぶ進化してます。

でも、ここにコブがあるか無いかで、ずいぶん差が開く。

 

コブは、エポキシを沁み込ませたタコ糸製。

これが、トビキリ丈夫で濡れても滑らず、

使い込んで表面が減ってからさらに馴染んで良くなるという性質があります。

 

昔の、釣りに使う高級和竿は、漆で糸を固めてあったのがヒント。

エポキシの方が耐久性、剛性ともに数段上なので、これで決まり。

 

タコ糸はポリエステルのボタン糸でもいい。それは適材適所。

この場合は安くて太いタコ糸の方が、巻き数も少なくて済むし、いい。

 

雪解けが楽しみだけど、H.Cじゃもう既に菌駒売ってるんだよね。

 

かんじき履いて行ってみようか?

 

雪に埋もれてる楢はちょっと難儀しそう。

伐採すればいいんだけどね。

 

 

 

 

 

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ふだん活動している雑木林は、雪景色でこんな具合です。

 

積雪量は、まあ、圧縮して固まってるので、

場所によって、地面までは30~60センチというところでしょうか。

 

毎年、2月の風が吹くころの雪は、緩んで凍ってを繰り返して、「固雪」になっており、

林の中でも長靴で歩けるように、なるもので、

それを確かめに、やってきました。

 

和かんじきは、封印して、いざ。

 

1枚目の写真の、大きな木の間を歩き回るルートは、数キロ歩いて3度ほどは膝まで潜りましたが、

あとは、10数センチくらいの沈み込みで、いい運動くらいのペースで歩けました。

 

もう大丈夫ですね。

 

せっかくなので、ホンダの刈り払い機を持ち込んで、藪払いもしてみました。

 

軽いオーバークール症状が出た。

具体的には、排気ガスの匂いが臭くなる。

時々、アイドリングで止まる。

始動性が、少し悪くなる。といったくらいで、仕事にならなくはない程度。

 

ちなみに、対策としてエンジン後部にカバーを付けて、

冷却風の抜けを阻害して、ついでにキャブに温風が回るようにしてあります。

 

それでも、外気温が0度近くでは冷え過ぎのようです。

エンジンものには、過熱も辛いけど冷え過ぎの方がより深刻ともいえるので、

慎重に保温を考えなくちゃ。

 

でもまあ、刈り払い機はやっぱ緑の季節のものだわいな。

25CCの500円玉大のピストンなんだから、熱が足らないのも当たり前という感じはあって、

かわいそうではあるな。

 

それでも、工夫すれば十分仕事が出来るのは、ありがたい。

早く、木を刈りたい。

 

 

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茶匙を作る

テーマ:

H.Cで売ってる2*4の木材は、非常に柔らかく加工がしやすい。

で、嫌になるほど安い。

 

輸入して製材してこの値段なのだから、奥山の木は商売にならない気がしてしまいます。

が、自然環境がぜんぜん違うし、

材質も個性があって、まったく別物だから、価値を見つけるのが人の知恵というもので、気をとりなおして、

 

値段は別問題で、おいといてこれ

 

木目がきれい。

材の色も、上品な白に近いベージュで、好きな材です。

 

非常に簡単に割れるので、Rの凹み側は鋸目を入れて割り出し。

彫刻刀の平と丸で、大まかに削り。

ヤスって、しまい。

 

ここを小さめのバーナーで炙って、ブラシで擦ると、さらに木目を強調できるのですが、

白木のままでも、木目がよく見えるので、とりあえずこのまま使うことにしました。

 

何度も手でつまんでみて、気持ちいい曲線を心がけています。

 

普通に見かける、木製の茶匙は平たい形状みたいだけど、あれ、使いにくい。

なので深めにしました。

 

だから、ぶつけたり、落とせば先端は簡単に欠けます。

そういう乱暴な、雑な人にははっきり向かないです。

 

でも、この軽さと触った感触は、プラや金属には真似できません。

ガラスとも違う。

 

考えて大きさを決めた筈なのに、小さ過ぎたみたいで、

お茶っぱに埋まって見えなくなります。

大失敗です。

 

また同じものを作るのは、飽きたので、

とりあえずはこのままで行きます。

 

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震災の後くらいから、この会津でも奥山で、イノシシの痕跡を見かけるようになり、

年々その数が増えていることを実感してました。

 

 

熊もいるので、山行にはエンジンものを携行して賑やかしを欠かさないことを徹底してるので、糞や足跡や獣道は多数見かけても、その姿自体は遠くで見かけることが稀にあるくらいだった。

 

実際に、うちの山の際の畑や青木山周辺や御山あたりでは、酷い被害も出始めていて、

耕作放棄地が増える原因にもなっていて、

電気柵が張り巡らされたりしてますが、根本的な解決法にはなってないらしいです。

 

 

この猪は、知り合いが近所の山で、本日仕留めてきたもので、

「じつは車に積んでるんです」という話になり、見せていただいたもので、

凄い迫力。

 

足跡から、実物は想像してたものの、

こうしてみると「山クジラ」と昔人が呼んだのも納得です。

 

豚の毛はヘアブラシにもなるけど、

凄い堅い毛。

 

牙があり牡らしい。

この大きさだから、食う量も半端ないでしょう。

それが、群れで暮らすのだから・・・。

 

80キロ近くあると思います。

 

街中に住んでいては、存在をまったく意識することはありませんけど、

会津盆地を取り囲む、きれいな山々にはこんなのが多分数百、数千頭はもういると考えられるのですね。

 

私自身はもう年も年なので、樵仕事に専念するしかないと思っておるので、

猟師さん達には活躍を期待しています。

 

キコリとしては、里山の木を間引いて、藪を払い、

人の領域を取り戻す仕事をするのが、できる役割だと考えています。

 

ということで、ジビエ料理消費活動に鋭意協力しよう。

 

なんて堅い話以前に、

正真正銘、しし肉、シカ肉、うまいんだこれが。

 

 

 

 

 

これ、カーショップとかで買ったやつ。

同じようなものが刈り払い機、本体にもぶら下がってますが、

これは携帯バックに付けていたものなので2年以上はぶらぶらしていた勘定。

 

奥山に道付けに入ると、森の中では簡単に「方角」を見失います。

自分の立ち位置を知る、重要な道具です。

船の羅針盤みたいなもんです。

 

山の管理で、「残す木」を決めたら、日の光の争奪してる、南側隣接木のどれかを刈ることになるんだけど、

「方角」は大事な判断材料です。

 

木は、陽が当たる南側に隙間ができると、

その年だけで数十センチの無数の枝葉が伸びて、とっても勢いづきます。

 

まあ、軽くて小さくて丈夫なものなんだけど、突然液漏れして壊れました。

こうして内部の液体が抜けてしまうと、もう正確に方角を指してくれません。

 

雪があっても寒くても、山には入るので新調しなくては。

 

ということで、ストラップのひもは使いまわし、手元にあった磁石にタイラップとリングで繋げて、

こんな風にしました。

 

開きやすい接続リングも、糸で縛ってエポキシで固めてあります。

本体に傷を付けてないのがミソ。

 

カラビナ留めが、汎用性能が高いです。

 

この、平型タはちょっと大きめだけど、球型より構造的に丈夫みたい。長持ちするでしょうね。

見やすいし。