こんなワタシができるまで~お仕事 学会事務局編1~ | 元秘書があなたの苦手なお仕事引き受けます~御用聞き屋

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事務仕事苦手。
自分の仕事に集中したい。。。
細かい作業したくない。。。
あーもー秘書が欲しい!!
そんなあなたに
秘書歴15年のはやしがお応えます。

長いですか?舌

いやまだ、次に「学部長秘書編」っていうのが
控えてるんですけどね。
そのあとも、ちらほらね。
やってることは変わらんと言えば変わらんのですが
それなりに違うエピソードがあるので、
末永くお読み頂きましたら、これ幸いです



さて。
もったいつけましたが、
学会事務局なるものも兼任いたしました。

これもですね
そもそも順番が回ってくることが
決まっていたらしいお仕事。

聞いてないよぉー



と言っても、回ってくるものは仕方ありません。

仕方ないからにはやるしかありません。
The 秘書!

任されたのは全国規模の学会です。
北は北海道から南は沖縄まで。

総会員数・・・・・忘れました衝撃
それでも分野的には少なかったのだろうと思います。
もっともっと会員数が桁違いの学会は沢山あります。
事務局の方、ご苦労様ですぺこり

しかしそれでも、
次々に送られてくる個人情報を処理。
たった一人でやるわけです。
会費の入金通知
住所変更のお知らせ
所属変更のお知らせ
新規入会申込
退会希望
訃報など。

入金に関しては、まだまだオンラインなどない時代。
どうしても、タイムラグが出るので
支払済みの方に会費督促の連絡が行ってしまうことも。
前事務局からの引継で訳の分からないところへ
前事務局からクレームも回ってくるのです。

教授というのは、
お若い方から年配の方までそれぞれですが
クレーム処理で悩むのは、
説明申し上げても
とりあえず、自分の怒りや戸惑いが収まるまで
延々と同じ話をされること。
大学教授な訳ですから、
こちらの説明を理解されていないわけではないのです、多分。
たぶん?
ひたすらに、聞いて
都合のいいところで愛の手合いの手を入れます。
いや、消しましたけど、むしろ愛の手だったかも(苦笑)。
ご納得いただき、あちらから電話をお切りいただくまで。
気は長くなりました。

そして、会員情報データ処理。
上に挙げた、あれやこれやの入力ですね。
使うのは、今はACCESS主流でしょうか?
当時は The Card3+ (ザ・カードスリープラス)というやつ。
データベースソフトです。

これまた、見るのも初めて。
無論、触るのも初めて。
操作方法なんて分かりゃしない。

教授に言われ、事務局移転に合わせて
前事務局の方にデータをいただくと共に操作法を聞きに
東京まで初の出張も体験いたしましたドキドキ
ソフトの操作法だけじゃなくて、
事務局の仕事全般を聞きに行ったのですがね。
行ったらすぐにいただくはずの、
データのフロッピーへの移管が未完了。
とっぷりと日が暮れるまで、通常の事務仕事を聞いたあと
何をするでなくただ待って、結局翌日に持ち越したというオチもありつつ。
今なら、クラウド使うなり方法が多種多様ですが、
当時はそんな処理能力がある回線もなく 泣く (>_<。)

結局本当の基礎操作のみを聞いて
独学するという荒技に。
本を買い込み、
最低限の処理をする日々。

そして、ある日。。。。。。

それは突然やってきます。

まさかの、フリーズ


画面がうんともすんとも言いません。

画面真っ暗
私真っ青。


とりあえず、
とりあえずは、
最低限、もらって来たデータは、ある。
変更をかけるためのデータも、ある。

ままよ!と電源をOFF。
そして、ON。

お願い、出てきて、プリーズ、神様、仏様。


あれほど祈ったことは後にも先にも
・・・ありますが。

とにかく、こちらは必死です。
パソコンにすらなでまくりです。
「頑張れ、頑張れ」と
励ましたところで、相手からいいお返事はありません。

あぁ無情

かくなるうえはと、ソフト会社に電話しました。

「これこれかくかくしかじかで、フリーズしまして、
 データがぶっ飛びました模様です。
 どうにか復活できませんか?」

「あぁ、、それはですね~」
お兄さんの声はまさしく笑声。
爽やかです。
そして爽やかな返答がコチラです。

「あきらめてくださいっ」きっぱり


え?????

「そうですか、あきらめですか。。。。
 どうしても?
うるうる

「あきらめてくださいっ」

やっぱり、爽やかにそう言いますか。

受話器を虚しく置き、
仕方ない・・・・と諦めきれませんよっ

だって、何日分処理したと思ってるんですっ?

今まで(と言いつつ、PC触ってまだ1年未満でしたが)の
知識総動員、フル稼働、引き出し根こそぎ、ひっくり返して裏まで見る。

結果。

三分の二ほど、復活。
若干の勝利チカラコブ


感想。

必要となれば、火事場の馬鹿力は出る。
馬鹿力が出れば、なんとかなることもある。
なんともならないとき、それは本当にどうしようもないとき。

こうやって、PCの知識はさておき
対処法も何となく蓄積されていくわけです。