こんなワタシができるまで~お仕事未満2~ | 元秘書があなたの苦手なお仕事引き受けます~御用聞き屋

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事務仕事苦手。
自分の仕事に集中したい。。。
細かい作業したくない。。。
あーもー秘書が欲しい!!
そんなあなたに
秘書歴15年のはやしがお応えます。

さて。

そんなわけで、
当然のようにアルバイトは許されなかった。

アルバイトする暇があるなら
店を手伝いなさい。

当然と言えば、当然である。

私が中学生になったくらいから
我が家でもアルバイトを雇うようになっていたので
自分の娘を使った方が人件費的にも時間的にも
効率が良い。

と言うわけで、
前述の事務作業的なことをしていたけれど
唯一、外でするバイトとして許されていたそれは
家庭教師

いい響きですね~。

許されたと言うよりも
母が知り合いに頼まれたのでお鉢が回ってきたというか。

卒業した中学に入学したばかりの女の子。

とても気が合った。
可愛かった。
楽しかった。

駄菓子菓子。

いかんせん、勉強嫌いであった。

いくら気が合っても、
いくら可愛くても
いくら楽しくても。
お金をいただいて勉強を教えている身である。
成績は上がってもらわねば困る。
一応教えれば、聞く。
その場では、分かる。
その場では。
この「その場では」がくせ者。
次の週に行って復習すると、面白いくらい覚えてない。
いや、いいんだよ、ワタシは。

主に教えていたのは英語。
試験前だけ科目が増える。
毎週2回教えていた英語ですら、既述のように覚えない。
彼女にとっての私との時間は楽しいお喋りとお茶の時間。

いかん、それはいかん。
それだけではいかん。

卒業生であるという利点を活かした。
彼女が習っている先生達は、
私が習った先生でもある可能性が高かった。
私も受けたことのある授業、テスト。

というわけで、ヤマを張った。
テスト形式で問題を作り、テストと同じ形態でさせて
間違っているところを徹底的に覚えさせる。
ザ・丸暗記作戦。
外れたら目も当てられないけど、賭けるしかない。
そしてそれは、案外と当たったのである。
一番印象深いのは、英語のテストで問題を8割以上的中させたこと。
ビバ私!
けれど、印象深いのは的中させたことではなく
「先生とやったことばっかりだった~♪」と意気揚々と報告してくれた
彼女の点数が70点に満たなかったこと。
しかも、一緒にしたときに合ってたとこ間違ってるし-。
「覚えてたら、できたよね?」と言った私。
「覚えたら、凄かったですよねっ」と満面の笑みの彼女。

はにゅん。。。
戦意消失。
本人がいいなら、いいよ。

そんなこんなで2年半ほどお付き合いして
さよならしたのでした。

そういえば、小学2年生の家庭教師というのもやったな。
3回くらいで終わったけど。
お母様の熱心なお願いで引き受けたけど、お父様に内緒だったらしく。
「早すぎるだろっ」と家庭内会議にて打ち切り決定。
そりゃそうだ、最初に「必要あります?」って聞いたものな~。

そんな私のアルバイトの思い出。