夏の朝。スターバックスに来ています。

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運河として整備された富山灌水公園前。

市民の方にはよく知られるスポットですね。


曇りですが、水辺の風景が気持ちいい。

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都内では考えにくい、うらやましい立地にあります。


ブランド・マーケティングのお手本ともいってよい

スターバックスコーヒー。


定番のショート・ラテと一緒に、

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本を数冊。午前中はじっくりと情報を仕入れてきます。


家でもオフィスでもなく、

ゆっくりと時間を過ごす「第三の場所」というコンセプトは

このお店を愛する人には浸透しているものですが、


見はるかす水面と、夏の緑。

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やはり、いいよね。この場所。


でも、もし、雑多な街並みや花街にあったとしたら、

「第三の場所」には、なかなかなりにくい。


銀座や青山、表参道など日本に上陸した時にも

街中でほっとできて、しかも便利な立地に

出店していったそうですが、


でも、待てよ。そうした立地って、魅力的だから…
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当然、高くなる。富山では、ここフェリオ店が該当するでしょう。


そのための直営店方式。

スタバが繰り出す戦略の妙がここにあります。


もしこれが地元のオーナーが出資するフランチャイズ方式だったら、どんなことが考えられるでしょうか。


リスクを回避して魅力的な立地への出店を避けたり、

高い家賃のために無理に回転率を高めたり。そうすると、

リラックスとは程遠いカフェができてしまう恐れがある。


結果、スタバってこんなもんか…と思われたら、

他のお店と変わらない。差別化できない。ファンは生まれない。


一見、割高な直営店方式を維持するのも、

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すべてはコンセプトの実現、「第三の場所」提供のために。


シアトルから遠く離れて、極東の富山でも、

きちんと組み立てられている戦略に驚きます。


心地よいBGM、バリスタの入れるコーヒー、

知的で質の高いスタッフの教育システムなども、
(※これらは後日、詳述します)


そのひとつの目的に向かって…

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放たれた光の矢。混んできました。ファンが多いわけです。