「これ、どこの国の旗?」 ウクライナ通信 | International Nursing!kijipooh! Медбрат! Enfermero!国際看護師 ゴーゴーキジプ!

「これ、どこの国の旗?」 ウクライナ通信

サンクトペテルブルグから、矛盾しているようですが、ウクライナの生の声をお届けします。


今日は親ロシア側であるウクライナの東の街「ドネツク」に住んでいる友達とスカイプをしました。

ドネツクのあるウクライナの東の地区はロシア語を話す地域であり、そのほかにクリミア半島やオデッサのある南地区もそうです。


昨日もドネツクの街でデモ行進があったそうです。さまざまな人が(主に男性)ウクライナの旗を持ったり、ウクライナの独立を示す西側の旗を持っていたり、ロシアの旗を持っている人もいたり。

そこで友達が聴いた会話が

ある男「ねぇ、あのオレンジの旗はどこの国の旗?」




と指差して聴いている。



一見普通の質問の様だが、


その旗は、ドネツクの地元サッカーチーム

「シャフチョール」

の旗であった。



地元のフットボールチームの旗を知らない男がどこにいるのか?
子供からお年寄りまで皆に親しまれているチームなのに。



そうなんです。




彼らはどこからか来たんです。

どこからでしょう。ロシア語を話しているので、旧ソ連圏でしょうが。




色んな思惑が複雑に絡み合っているんです。




キエフでの暴動は、誰かリーダーがいるわけでもなかったし、いったいあのヘルメットやバットはどこから出てきたのでしょうか?
バイクなんかほとんど走っていないあの国で、短期間にあんなにヘルメットを集めてきたり、野球場なんかないあの国で、バットがソンナニ手に入るのか?
サッカーチームも知らない輩が何らかの糸を引いているのでしょうか。


金融破たんが押し掛けるという話で街はパニックでもあり、毎日ATMの前では1時間以上の長蛇の列。ATMの現金が底をついてしまっていることもあるとか。
ウクライナ通貨は2~30%の価値を失いつつある。



つづく