たえず新しい自由な意志と新しい献身を必要とする | 真田清秋のブログ

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 スイスの哲人、カール・ヒルティの「幸福論・第三部」より。


神の最も偉大でかつこの上なく明白な業(わざ)もひとりでに維持されるのではなく、各世代の、いや、そのひとりひとりの人間の、たえず新しい自由な意志と新しい献身とを必要とするからである。じっさいこのような精神からなされる事でなければ、およそ神の業(わざ)をまもるには無価値である。』


 この一節を読み、全ての出来事は、天の意志に沿うか、反するかによって、人の運命や人間社会の盛衰は決定されると感じました。


 そうであれば、我々、今に生きる人間は、改めて、歴史の教訓に謙虚に向かい合わねばならないと思います


 というのは、平成2年(1990)のバブル崩壊以降と、戦前の大正9年(1920)の大正バウル崩壊以降は、まるで合わせ鏡のように、瓜二つの絵を見ているようです。双方とも、バブル崩壊後に、関東大震災と阪神・淡路大震災に見舞われたのです。しかも共に、バブル崩壊以降のデフレ恐慌経済に陥ったのです。

 

 しかも、時の政府は共に「緊縮財政」という、デフレ期のインフレ政策、いわば、デフレ推進策で失業者を増やし、国民所得を縮小し、終止がつかない状況まで同じです。


 しかし、戦前の昭和6年(1931)に、政友会の犬養毅総裁の強い要請で大蔵大臣に返り咲いた高橋是清が、「積極財政と金融緩和」の合わせ業で、翌年から景気は上昇し、亡くなる昭和11年(1936)には、ほぼ完全雇用を達成し、国民所得は31年比の60%増をも成し遂げました


 さて、現在の我々の眼前には、「消費税増税」という最悪の「緊縮財政」=インフレ政策=デフレ推進策、というまるでブラックジョークを推進する、泥鰌総理とそれを手の平で操る勝栄二郎財務省事務次官が、天に逆らいしゃにむに増税邁進に悪魔に見舞われたような状況です。国民の一人一人が、早く、選挙で民主党政権におさらばすべきです★


 それでは、皆様、御機嫌よう★