昨日の晩、NHKの『新撰組血風録』のドラマを、少し観ました。
DVDで父上が録っていたのを、少しだけ。
芹沢鴨が、なんかいっつもお酒飲んでるんで、肝臓悪くするんじゃないかと冷や冷やしますね。
個人的には悪役(?)だけど、嫌いじゃないです。
圧倒的な存在感、誰にも文句を言わせないぞって感じが、すごく上手だなぁ~と思いました。
近藤さんは、まだ初々しい感じなんですが、こういう上司なら部下もやる気になるよなぁ~と。
「武士」ということに、めっさ憧れと理想を持っているところも、なんか純粋ですしね。
変に世直し的な考えを言わず、武士ってことにこだわってるところも、うまく演技されてました。
まぁ、シナリオ上今のところはって感じなんですが。
土方さんは、ちょっとギラギラしすぎてないかい?と。
恐らく新撰組の中では、一番人気のキャラ(キャラって・・・)だけに、扱いは難しいだろうなって思うんですよね。
この人は最後まで「生きて虜囚の辱めを受けず!」を地で行った人だと思うので、その辺りの寡黙な感じや、厳しい感じはよく演技されていると思いましたよ。
沖田さんは、う~ん、空気嫁よって感じがしないでもない。
だいたいこの人は、世の中や人を小馬鹿にした感じで描かれますよね。
剣の腕前があるだけに、他人を見下した感がある。
下手をするとウザく感じてしまうんですが、ところどころで見せ場がありました。
鴻池屋は、さすが近藤正臣。
演技が渋い!
私としては同局の「竜馬伝」での山内容堂のイメージが抜けてないので、「よぉ~知っちょ~のぉ~。おんし、土佐もんのようじゃぁ~。」と言わないかワクワクしました。(←言うかって!)
商売人でもいけるじゃん!
松平容保は、あ~こんな感じだったんだろうなって思いますね。
そりゃもう生まれたときから、徹底的に朱子学を叩き込まれた感があって、外を知らなければこうなっちゃうよなぁ~みたいな。
でも、金持ちボンボンの割には、最後の最後まで抵抗しますからね。
死ぬまで天皇から賜ったお手紙を、肌身離さず持っていたところも、見方を変えれば純粋なんでしょう。
まだダンダラ模様の隊服じゃない、壬生の頃のお話なので、なんかみんなパリッとしてないですが、あんな感じだろうなって思います。
この頃は今で言うゲリラ或いは義勇軍みたいなもんで、正規軍扱いじゃないですからね。
今は一旗揚げてやろうっていう、有象無象がいるわけで、ある意味一番活気があった頃かもしれないですね。
新撰組として編成されてからは、私なんかじゃ到底無理な規則ができますもんね。
守らないとマミられちゃう(正確には斬り殺される場合もある)んで、そこからが物語の佳境でしょう。
全話観ることはできないでしょうけれど、機会があればじっくり観てみたいなぁと思いました。
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