『エコライナー』です。
前回の各駅停車では(三保三隅駅)から(岡見駅)間に残る旧線跡をご紹介しましたがその旧線は一部三隅火力発電所の専用線に使用されています。
その旧線は岡見駅で新線と再び合流します。
その画像は
岡見駅構内から上り三保三隅駅方面を見ます。
前方にはトンネルが2つあります
右側のトンネルが現在の山陰本線(新線)で右側のトンネルが火力発電所に向かう専用線で(旧線)です。
既に発電所に向かう通称(岡見貨物)は廃止されているので線路は雑草に覆われていますが火力発電所までの専用線はまだ撤去されていないので廃線と言うよりは休線と言った方が良いかもしれません。
JR岡見駅のホームに戻りました。
岡見駅は(大正15年4月1日)開業客貨取り扱いを開始しました。
開業当初は有人駅でしたが現在は無人駅です。
次の停車駅(鎌手)まで5.1キロあります。
先程も線路のトンネルを紹介しましたがホームにもトンネルがあります
この岡見駅も駅舎は写っていませんが右下にあるため列車を降りると乗客はこのトンネルに吸い込まれ駅舎に向かいます。
岡見駅のホームは1面2線の島式ホームで全体がカーブしているので前方の視認性が非常に悪いです
写真左側は上り線で右側は下り線ですがホームの番線等はありません
こちらは上り線を見ます。
この駅も高速化されていませんので通過列車も(60キロ)制限で構内を通ります。
岡見貨物が現役の時は新線の下り線と繋がっていないので行き帰りこの上り線を利用していました。
このカーブを岡見貨物のDD51重連がこちらに向かって来たら絵になるのになぁ~
そして横移動し下り線を上り方向を見ます。
カーブしているので前方はほとんど見えません
こちらは下り下関方面をホーム端から撮影
左側は下り線で右側は上り線です。
出発信号機は両側にあり両側赤色が灯っています。
右側の出発信号機は岡見貨物専用のものですが廃止になった現在でも点灯していました。
ホーム端から下り線を駅舎方向を眺めます。
下り線と右側の住宅の間には引き込み線跡らしき空間があります。
岡見駅でも貨物の取り扱いがありましたが(昭和38年2月)に廃止となりました。
おそらくこの空間が貨物跡と思われます。
しかし(平成10年)には再び火力発電所の炭酸カルシウムとフライアッシュ輸送の為、岡見駅の貨物が復活脚光を浴びましたが短命で廃止されました。
そしてホーム待合室です。
ホームは以外と狭いので待合室もコンパクト
最近、建て替えされたようで以外と綺麗
その付近にはタブレット閉塞時代に使用されていた(タブレット授受器)を立てる土台が今でも残っていました。
次回に