松阪市での今井先生の講演会中に珍しい方からメールがありました。
無農薬米(自然栽培米)の刈り入れとはぜ掛けをやるので、
見学しませんかという津市の久保さんからのお誘いでした。
お昼過ぎに現地に到着すると刈り入れは終わり、はぜ掛けの
作業へと移っていました。
これも本日の貴重な体験のひとつです。
奥様に農業に向かわれた経緯や苦労話を伺いましたが
小規模ながらも無農薬野菜を育てる私にとっては、
一つ一つの言葉に頷くことばかりでした。
無農薬はNG !というのは簡単だけれど、いざやってみると
心が折れそうになる毎日が続きます。
まさに収穫まで挫折しそうな日々の連続。
私の場合の例を挙げますね。
ブルーベリーにはそれを好む芋虫が6月・7月とつきます。
身長位ある25本のベリーの木を早起きし1本ずつ点検。
今年は気候変動のせいか、芋虫の当たり年!
毎日、毎日、いるわいるわ、30匹以上。
これを割り箸で挟み、ペットボトルに入れていくわけです。
2mのレモンの木が6本あるんですが、これには長さ6cm
位で大人の指くらいに丸々肥えた黄緑色の青虫が木に同化し、
割り箸で引っ張ってもとれないんですよ。
他の柑橘類にもそれぞれ食いしん坊な居候君たちがいます。
ペットボトルもすぐ一杯になります。
JAや農業屋の助言通り農薬を使えばラクチンですが、
そうなると何の為に農業始めたかわからないでしょ?
野菜や米作りでも生えてくる草や害虫対策で体力を奪われ
ていくわけです、こんな風に。
虫が喰った野菜はうちでも無人販売で出せないです。
形が悪かったり、虫食いは自家消費しかない。
お米だって自然栽培や特別栽培米にすれば手が掛かるわりに
収穫量が落ちるから値段を上げる!
すると売れない!!!!
多くの人はこんな悩みを抱えたくないから慣行農業で除草剤と
農薬を使うのです、健康被害や昆虫の事も考えず。
皆さん、小麦が国産とか国内産と書いてあるとほっとしますか?
小麦にどれくらいの農薬を使用するかご存知ですか?
日本のだから、国内産だから??
私は真実を知っています。
無農薬の小麦がどれほど貴重か・・・・・
どうか皆さんも日常食べるパンやパスタなどの原材料の
小麦、それは安全なのかどうか調べてみて下さい。
私は三重県にあるチエーンのパン屋に電話して尋ねました。
答えは・・・国の基準に合格したパン粉を使用しています。
国の基準て、何だ??
皆さん、自分の食べるお米は? 野菜は? 果樹は?
本当に安全ですか?