JR内房線の浜金谷駅です。
青い屋根って珍しい気がします。
電車を降りたらまず陸橋を渡ります。
その陸橋から鋸山に向かってパチリ。
写真を撮った時点では
鋸山がどの方角にあるかはわかっていません。
つまり偶然の産物ですw
天候がなんとなくこれからの登山を不安にさせています…
鋸山(のこぎりやま)の山頂です。
下に見える港は金谷港です。
その港の横の市場では
おいしい海鮮物や
金賞を取ったおいしい
バームクーヘンが買えるみたいですよ(^◇^)
岩が転がる山道を下っていくと
境内に入るために料金を払います。
なぜ金を払わなきゃならないんだと思っていたら
この山は日本寺というお寺の境内で
お寺が山の管理をされているそうです。
そりゃ仕方がないですな。
お金を払うと上り坂になっていきます。
でもこの鋸山で採れる石でちゃんと階段が整備されています。
画像の場所は
昔、石を採掘した石切場の跡です。
東南アジアのジャングルみたいな雰囲気。
もしくはラピュタみたい。
不思議な感覚になれる場所です。
一眼レフでたくさん写真を撮りましたが…
微妙な天気と暗さで良い写真が全然撮らなかった(>_<)
石切り場跡と同じ場所です。
右に「百尺観音」。
左上に地獄のぞきが写っています。
「百尺観音」は世界戦争戦士病没殉死者供養と
交通犠牲者供養のために昭和41年に掘られました。
交通事故で亡くなった知り合いがいるので
冥福を祈ってきました。
男性が立っている場所が「地獄のぞき」です。
今にも崩れてしまいそうでヒヤヒヤします。
「地獄のぞき」から下を見下ろしています。
下はさっきいた石切り場跡です。
石切り場跡は地獄ですか…w
地獄から這い上がってきました(笑)
立っている場所も石を削っただけの所で
ゴツゴツしているので
不安定でスリルがあります!
楽しいですよ~
地獄のぞきより高い場所にある展望台から
海を撮っています。
海は東京湾です。
天気が本当に良ければ
富士山や伊豆半島まで見渡せるそうです。
テレビでは「関十州」が見れるとか言ってました。
「関十州」ってのは武蔵、上総、下総、相模…
とかのことですよ。きっと。
「地獄のぞき」が楽しすぎて
タイムロスをしてしまったので
ダッシュで駆け降りて
大仏のある場所までやってきました。
降りるだけなのにかなりきつかった…
この大仏は今から250年前に
世界平和を祈って作られたそうです。
奈良の東大寺の大仏よりもはるかに大きいです。
大仏の下に豆粒みたいな人が立っているのがわかるでしょうか?
これくらい大きいのです!
Wikipediaで調べたところ坐像(座っている像)としては
この大仏が日本一大きいことがわかりました。
大仏へ向かう途中の道に
羅漢像が並んでいます。
数は千五百体もいるそうです。
羅漢像の数は世界一の数だったと思います。
本当に千五百体あるかはわかりませんが…
ひとつひとつ表情が違って
見ていて飽きません。
ただ一人で薄暗い暗い山道を
この羅漢像を見ながら歩くのは
かなり不気味でした…
というのも首がない像や
首だけの像があるからなんです。
江戸時代から明治時代に変わったときに
廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)という運動が起こってしまい
ここの羅漢像も壊されてしまったそうです。
なんとかお目当てのものは全部見ることができました。
最後の大仏を見た時点で電車の時間まで
残り1時間を切っていました\(◎o◎)/!
近くの管理所のおじさんに
近道を教わってロープウェイ乗り場に向かいます。
人も少なかったのでほとんど走りまわっていました。
息も絶え絶え、汗だくで
ロープウェイ乗り場へ到着。
浜金谷駅へ戻ります。
乗っているのはほとんどが外国人です。
米軍の基地が近くにあるからでしょうかね。
山の中でもロープウェイでも
英語が飛び交っていました。
一応ロープウェイの中に
鋸山の歴史を説明してくれるガイドがいるんですけど
誰も聞いちゃいません。
なんかかわいそうだったので
これから行かれる方はどうか聞いてあげてください…
ロープウェイの中から撮影。
石の山なのが横から見てもわかりますね。
山登りといったら土や木の色を思い浮べると思いますが
鋸山はやっぱり石の色が特徴です。
なので天気が悪いとちょっと寂しい気持ちになります。
ぜひ天気の良い日にお出かけしてみてください(^_^)/
東京の高尾山と同じくらいの感覚で登れます。
人も少ないのでおすすめです。
帰りは金谷港の市場にもぜひ立ち寄ってみてください!
特急さざなみで東京へ帰ります。
自由席はほぼ満席で
最後の一席になんとか座れました。
座れなかったら新宿までの2時間、
立ちっぱなしになるところでした(笑)
いやー今回の旅はせわしなかった。
もうちょっとゆっくりしたかったなって
電車に乗った時に後悔しましたが
今度は誰かを連れてきたいなと思います。
久里浜から金谷港まで
フェリーも出ているので
帰りは夕日を見ながら
サンセットクルーズなんてのもできちゃいます。
一般の方が夏に登るにはちょっときついかもしれません。
秋になって涼しくなりかけがおすすめです。
帰りの電車はぐっすり寝ました。
これで茨城・千葉の旅は終わりです。
次回からの重伝建巡りの旅は
奈良・大阪・京都の王道の旅です。
ご期待ください(*^_^*)
ではまた一週間頑張りましょ~!