きだみのる鍼灸整骨院のブログ

御徒町で伝統的な鍼灸、整骨などの治療院をしているかたわら、
ストリートダンスや格闘技選手のトレーナーをしています。


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先々週の日曜日の晩、テレビで武井壮さんを見ました。

生き方や個人の可能性を引き出すお話も面白かったのですが、やはり気になったのは


”体の使い方”

について。


武井壮さんは、

”人は思い通りに自分の体を動かせていない”

と言う法則を小学生の頃に発見し、それを克服するために

目を閉じて両腕を水平にそろえられるか?

などの人間の基本的な動作から修正を始められたとのこと。


子供でそんなことを考えること自体が天才だと思いますが、そこまで追求したいと思う欲求があったからこそできたのでしょうね。

万有引力を発見したニュートンがの様に、みんなが普通だと思ってることに疑問を感じ取れる”感性”こそ道を開拓する鍵なのかと感じます。


さて、武井壮さんの言う、

”人は思い通りに自分の体を動かせていない”

ですが、その理由は

”ペットボトルを取るのに空振りはしないが、

バットでボールを打つのはなぜか空振りすることがある”


と言う単純明快なことで説明してくれています。


「自分の目で体が見えている時はコントロールできるが、バットで打つ動作では腕や脚などの動きを自分で見ることはできないから。」


とのこと。

 

ごもっともです。


スポーツなどの複雑な動作では、当然すべての体の部位を自分で見ることはできません。

ダンスなどではよく鏡を見ながら動きの確認をしていますが、これも慣れすぎると鏡がないと踊りにくくなったり。

常に目で確認していない時は、感覚が分かりくくなるのでしょうね。

目線やイメージを大事にしたり、ダンスバトルの様に相手を前にして踊る練習をしているとバランスが取れる様です。



また、いいパフォーマンスをした時と言うのは、


”運動感覚が起こりにくい”

ものだと思うのです。


最小限のもっとも効率のよい動きであれば、力が入っていませんから動いた感覚がうすくて当然です。

反対に、力を入れるほどその動きの感覚は強く残ります。


また、そうしたいい動きをした時は、とても気持ちがいい、あるいは無心の状態です。

 

”神がおりた”なんて言うんでしょうかね。

そういう精神状態で自分がどう動いたか?なんて、あまり感覚に残らないのではないでしょうか?


私が格闘技指導で例えるのが、ボクシングなどの


”ラッキーパンチ”

です。


無意識に出したパンチが当たり、見事KO勝利した。

などと言う話を聞きますよね。


私が選手時代だった頃、”ラッキーパンチ”の様な現象は少なかったですが、KOできたのは連打の中で起きたので、どの攻撃で相手が倒れたのかわ分かっていないことが多々ありました。

SBアマ全国大会決勝

SBアマ全国大会決勝2

(私が21歳の頃。シュートボクシングのアマ全国大会の決勝にて)


この様なよい結果を出す現象を次につなげるためには


”再現性”

を求めたくなります。


私は伝統的な空手の技術を、現役の格闘技選手たちに指導しています。

その内容は、まさにラッキーパンチを量産すべく”体の基準”を作る稽古をしています。

 

稽古風景の動画↓↓↓

https://www.youtube.com/watch?v=O8TtgYdGCuQ

空手の動き自体が難しいものですから、そのまま教えてもなかなか覚えられません。
 

 

そこをなんとか再現性を高めようと、人間の体に存在する

”軸や支点”

を発見してきました。

それは関節ではないところに関節があるがごとく機能するものです。

ボールペンの真ん中辺りを支点にしてブラブラゆらすと、その支点から曲がって見えますよね、あの原理です。


それは無駄のない柔らかな運動連鎖を起こし、エネルギーを増幅させながら伝えていきます。

そしてそれは、40代~80代のご婦人方に毎週行っている健康体操教室でも効果を発揮しています。

肩こり腰痛などの予防、片足バランスや階段を上る、立つしゃがむなどの日常動作を楽にするのに役立っています。


武井壮さんが指摘された、

”動きの最中は、自分の目で自分の体を見れないこと”

を克服するには、



”目で見る確認”

から

”体で感じる確認”

 

に変えなければなりません。

それにははっきりと感じ取れる体の基準が必要です。

 

今まで見つけてきた体中の”軸や支点”は、動かすとそこに”重み”を感じたり、そこだけで動いて他の部分を感じない様な感覚が起こります。

そして、よいパフォーマンスをした際は”感覚がうすい”と言うことも、軸や支点と言う


”体の基準の感覚”

が強まっていくことでカバーできていきます。


また、最初にそれを体感させるには、正確にその軸や支点に


”触れてあげること”

 

です。


運動機能が衰えてきた高齢者の方でも、そこに触れながら動いてもらえば(治療の時は私が動かします)すぐにできることが多いです。

こんなことを格闘技選手やストリートダンサーたちが、今までできなかった動きが楽にできる様になったと言う現象を見続けています。

基礎体力が充分に鍛えられてある格闘技選手やダンサーたちに欠けているのは、ちょっとした”運動感覚”だけなんです。

それをより簡単に、自分で再現できる様なアイデアをもっと改良していけたらなといつも考えています。

 

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本日(2/4)のヤフーニュースで見て、えっ!!となった記事の話です。


YAHOO!の記事↓↓↓
http://bylines.news.yahoo.co.jp/mamoruichikawa/20170204-00067209/


今、ネットで話題になっている

 

”健康食品「ウコン」(ターメリック)には薬効はないことが判明”

 

と言う記事について書かれたものです。

 

元の記事↓↓↓
http://gigazine.net/news/20170130-turmeric-zero-medicinal-properties/

 

YAHOOニュース記事にもまとめがある様に、


”「ウコン」(ターメリック)には薬効はないことが判明”

 

ではなく、正確には、


”ウコンに含まれる成分のクルクミンの効果が不明である”

 

と言う内容になっています。


まあ、注目を集めやすく表現しているのでしょうけれど、
東洋医学を実践している者からすると
ちょっと待ってよ!
と言いたくなるのですね。

 


記事の主な内容は、

 

1、クルクミンの効果は少ないであろう

2、ウコン(クルクミン)の長期摂取によって悪影響もある


と言う感じに見受けました。

 

これに対して私が思うことは、まず1、については、


”漢方薬は漢方の理論で使われることにより正しい効果を発揮する”

 

と言うことです。


現代医学の見解から、生薬の持つ一つの成分のデータを取ると言う時点で、もはや漢方は漢方でありません。

 

ですから、


”合う人と合わない人”

 

がでてきて当然です。


東洋医学的診断とは、当然ながら機械など無い時代に発生したものなので、そうした機器は一切使いません。

 

患者さんの顏色を見て、脈やお腹、全身に触れながらその状態を把握します。

 

そうして鍼灸のやり方や、その人に合う漢方を考えるわけです。

 

 

現代医学では機械で調べて、ああこの人の病気の原因はインフルエンザウイルスなんだな、と分かります。

 

それはベテラン医師でも医学生でも、そのデータさえ見れば分かることです。

 

しかし、東洋医学では、ベテランの鍼灸師、漢方医(国家資格ではありませんので、医師・薬剤師などが東洋医学を学んでなります)などが脈をみたのと、初心者の鍼灸師などがみた脈では食い違うことがあります。

 

手で行う職人の世界ですから当然ですよね。

 

でも現代医学からすれば、それが

 

”客観的でない”

 

と言うことで

 

”科学的でない”

 

と言う様に思われてしまうんです。


そうですね、東洋医学はそうした意味で

 

”主観的医学”

 

であります。

 

ですから、師匠から弟子へと受け継がれていくわけです。

 

 


話がだいぶそれてしまいましたが、この点が現代医学、現代科学と相いれない部分なんですね。


現代医学的の観点でウコンを使うとすれば、

ウコン(の成分)は肝臓の病気にいい?

と言う使われ方をしてしまうところに大きな穴があります。


例えば肝炎や肝硬変は、東洋医学では瘀血(おけつ。古い血)が肝臓に溜まるとなる病気と言われています。

 

★参考記事:【東洋医学 鍼灸 癌】~ガンと瘀血(おけつ)~
http://ameblo.jp/kid-a1005/entry-11341708706.html

 

 

東洋医学的には、ウコンは肝臓の血を発散させる効果を持ちます。

 

肝炎だから肝臓にある瘀血ごと血を発散させたいのですが、肝炎で弱り切った人には、

 

”まず新しい血を増やす”

 

ことが優先です。


そこを間違えると逆効果です。


”血を発散(排泄)させる”

 

のと、

 

”新しい血を増やす”

 

のがまったく逆のことであるのは当然ですね。


途中で体質が変化することがありますので、常に診断をして漢方薬や鍼灸のやり方もそれに合わせなければならないのです。


それをせず病名が肝炎と言うだけで、ウコンのサプリなどをとり続けたらどうでしょうか。

 

よくなる人もいれば悪くなる人もいて当然です。

 

このウコンについての論文は、

●あくまで現代医学的には、

●特定の成分については、

と言う観点で書かれていることを理解して頂ければと思います。

 


また、もう一つ重要なことがあります。

 

それは、生薬は

 

”単品で用いることは慎重でなければならない”

 

と言うことです。

 

★参考記事:【たんぽぽ茶と妊産婦の話】

http://ameblo.jp/kid-a1005/entry-12232130967.html

 

 

単品であれば、それだけ効き目が鋭く表れます。


それで体質に合わなかった場合、長く使っても全然効果がない、悪化するなどの原因になるのです。

 

単品で強過ぎる生薬は、他の生薬と組み合わせることで中和させ、より安全なものにしたりします。


ウコンや朝鮮人参の様にメジャーなものは、単独で使われたり、ある成分だけが強調されたサプリメントなどになっています。

 

少し使ってみて、何かよからぬ体調の変化があったら、新しく始めたサプリや漢方などを一度やめることをおすすめします。

 

そして、漢方をきちんと学んでいる医師、薬剤師の方々にアドバイスを受けることをおすすめします。

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って言われたことがありまして。

 

そんな話です。

そもそも哲学ってそんなに難しいことではないんじゃないか?

 

なんて最近思うんですけど。

 

もちろん、きちんと学問として学んだら難しいに決まってますが、
一般人が活用するなら自分の考え方をよりしっかりさせるためと言うくらいでよいのかと。

難しい哲学の本を読んだとしてもその文の中に、

”自分がシビれる言葉”

がなければ何にも残りません。


その言葉が難しい表現だろうと、分かりやすい表現だろうと、
自分がそれにシビれたら、その時点で心に深く刻まれているはずです。

そういうことならマンガの中にこそ、分かりやすいシビれる言葉がたくさんありますね。

「我が生涯に一片の悔いなし!!」

 

とか。

世代ですね(笑)




もともと自分の中にある志向や思いを、よりはっきりと分からせてくれるのが哲学。


もともと自分の中に無いものには、共感したりシビれたりしませんから。

 



先日、患者さんの60代の弁護士のSさんと、
時代小説の話題で盛り上がりました。

Sさんは歴史にとても詳しく、

いろんなことを教えてくれます。

私は武道が趣味なので、

それにちなんだ剣豪小説や戦国ものばかり読んでました。

 

物語ばかりに目が行き、

歴史背景などは詳しくありません。

なのでSさんが歴史上の人物たちの

意外な関係性とかを教えてくださるのがとても楽しみです。


それでまた時代小説の楽しみ方が深くなりますから。

 


治療の後には必ずと言っていいほどそうした話になるのですが、この前は幕末の時代についての話になりました。

幕末とは時代が大きく変化した時なので、

とてもエネルギッシュな人物がたくさんいます。


私も大好きです。


その中で

”佐藤一斎”

と言う人物の話になりました。


この人は幕末に時代を動かした人物、

そしてその意志を受け継いで

近代の基礎を作り上げた人物たちに、

大きな思想的影響を与えたすごい方です。

佐久間象山や坂本竜馬、勝海舟、西郷隆盛、

またその後に時代を引き継いでいく伊藤博文なども、

佐藤一斉の孫弟子に当たるそうです。

そうそうたるメンバーで、また面白いのが

その弟子同士が争う立場に分かれていったりすると言うのも、

幕末という巨大なエネルギーが渦巻く時代ゆえなのですかね。

思想的には仲間であったはずなのに、

ちょっと違うだけで、ちょっとしたタイミングのズレなどで敵と味方に分かれてしまうんですね。

人間とか縁とかって、本当に不思議なものですね。





ところで、私がその佐藤一斉を知ったのが、

27歳、28歳くらいでしたか。

こうした人物を知る、こうした哲学的な本を読むきっかけを
作ってくれたのが長年お世話になっていた鍼灸の師匠です。


この師匠に治療の道をすすめられ、

専門学校に入学した時のことです。

私が学生の頃からお世話になっていたので、

私のことをよく知っています。

 

格闘技ばっかりやって、ストリートダンスもちょっとかじったりして、ずーっと体しか使わず、頭が御留守だったのを心配されたのでしょうね。


「お前は体のことばっかりやってきて哲学が無い。
哲学がなかったら人様の体なんてさわれん。この本を読んどけ。」



と言って紹介してくれた本が、

”菜根譚”

”言志四録”

と言う本でした。




その言志四録と言う書物の著者が、

佐藤一斎だったのですね。

儒教を主とした哲学者ですが、

独自の見解も多分に入っている様で、
混迷していた江戸末期に世を立て直さんとした人です。

佐藤一斉先生の言葉を弟子たちが書きとめた短文集が四冊あります。

(菜根譚は中国の仏教・儒教・道教を学んだ筆者の著書です)





世を立て直すために

どう生きるべきか、どうあるべきか、
いや読んでいると、筆者自身が

”こうありたい!!”

と言う強い想いが伝わってまいります。


何かをなさんとするにはどうあるべきか?
と考えるのも大事ですが、

おれはこうありたい!!

みたいな想いが伝わってくるんですね。

その中でたびたび、私も

おれもそうありたい!!

って思った・・・いやシビれたんですね(笑)




生活を守るために仕事優先なのは当然ですが、それを支えているのが仕事にはあまり関係ないことだったりします。

国を立て直すなんて思いもよらないですが、
一人の男として佐藤一斉の生き方に憧れるんですね。


この言志四録や菜根譚は、

今も折に触れて読んでいます。

四冊の言志四録。
すべてページの折り目だらけ(笑)

時間が経つと忘れちゃってる言葉もたくさんあります。

”いい書物に向かう時、

昔の賢人といつでも会話できる”


みたいな言葉をどこかで聞いたこともあります。


毎日やるべきことはやらないと生活できません。
しかし、それだけではなんだか心がしおれてきます。

そんな時、よっしゃ!と思わせてくれるのが、こうした書物なんですね。

いつまでもシビれさせてもらいましょう。

過去の賢人たちに!

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