「ダイヤモンド」を削るために必要なもの | 吉祥寺の一番役立つ税理士事務所で働くB型人間のブログ

「ダイヤモンド」を削るために必要なもの

吉祥寺の一番役に立つ税理士事務所で働く常松です。


ダイヤモンドといっても宝石のことではなく、「人の教育」についての話です。


「教育」とは、非常に奥が深いもので、その探求には生涯をかけてもたどり着けるかどうかわかりません。


教育には様々なものがあります。「家庭教育」「学校教育」「社会人教育」・・・・・・


共通していえることは、「教える側」と「教わる側」がいるということです。


私は、教員養成学部を卒業したので、絶えず「教える側」のエキスパートになるように、「教わる側」にいました。


様々な教育理論や手法を学んできましたが、20年も経つとすかっりと忘れてしまいます。


その中で一つだけ忘れないで覚えている言葉が、「ダイヤモンドになる」ということです。


「ダイヤモンド」といえば永遠の輝きで人を魅了しますが、その最高の硬さゆえにダイヤモンドカッターとして金属の切断には欠かせない実用性も持っています。


人は誰しもダイヤモンドの原石です。しかし原石の削り方と磨き方を知らないため「ただの石ころ」のように見えているだけです。


教育者の役割は、原石をあらゆる角度から削りながら、内に秘められた光を解放することです。


そのためには、教育者自身は宝石のダイヤモンドのような人をひきつける魅力と、ダイヤモンドカッターのような実用性を備えていなければなりません。


では、大学を出たばかりの22歳の若者が、そのような「ダイヤモンド」になっているかどうかといえば無理ですね。


私は自分自身がダイヤモンドになるために、教職の仕事にすぐにつかずに様々な社会経験を積む道を選びました。


様々な人に会い、様々な体験をし、様々な本を読むことで、自分の原石を削ってきて、ようやく少しはダイヤモンドらしくなってきたかなと思っています。


世の中には、「自称コンサルタント」「自称コーチ」が増えていますが、「何を教えるか」ではなく、「どんな人を育てか」で、教育者の価値は決まると思います。


「宣伝をしなくても自然と人が集まってくる」それが本物の教育者だと私は信じています。


まだまだ私の修行は続いていますが、きっと終わりはないのでしょうね。


いつにかは「ダイヤモンドのような人」と言われるような人生の達人になりたいですね。これが私の目標です。