最後に勝つのは精神的なタフ  中国の歴史から検証 | 吉祥寺の一番役立つ税理士事務所で働くB型人間のブログ

最後に勝つのは精神的なタフ  中国の歴史から検証

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私は、20代のころに人間の本質を探りたくて中国の古典小説を読みまくりました。


最近ヒットした映画の三国志の舞台からさかのぼること約400年前。日本史の感覚でたとえれば、現代を起点として考えて織田信長の時代のころにあたります。


秦の始皇帝の死後、天下を2分して争った「項羽と劉邦」を例にとって検証します。


まず、「体力なタフ」 の代表は、なんといっても 項羽 です。


力強さという点では中国歴史上No1にあげる人もいるでしょう。


そして、「精神的なタフ」 の代表は、劉邦ですね。


この勝負は、圧倒的に優位に立っていた項羽が、劉邦に逆転サヨナラ満塁ホームランを打たれたような負け方をしてしまいます。


この勝負の結果に大いに影響を及ぼしたのは「精神力」です。


絶体絶命のピンチになったときにその差が明確に出ました。


まず劉邦の絶体絶命のピンチは、「鴻門の会」ですね。


項羽に招待された仲直りの酒席の会場で暗殺されそうになりますが、部下の機転で、トイレに行くと偽ってその場から逃げ出してしまいました。


もし逃げ出していなければ、その場で切り殺されて歴史も大きく変わったでしょう。


そして項羽の絶対絶命のピンチは、「垓下の戦い」ですね。


戦局が圧倒的に不利になり、敗走を重ねながら長江のほとりに着いたときに、一艘の舟しかなく、それに乗れば挙兵した江東の地に戻り、再起を図ることも可能でしたが、断ってしまいます。


その後、神がかり的な強さで多くの敵を倒しますが、所詮人間の体力には限界があります。


どんなにかっこよく死んでも、人間死んだら終わりです。


一時の恥を偲んで、再起を図るという強靭な精神力と、それをバックアップする優秀はブレーンを活用した劉邦に歴史は味方しました。


これからどんな厳しい時代がやってくるのかわかりませんが、何をしてでも生き延びてやるという強い精神力を持ちたいものです。


もちろん、「健全な肉体に、健全な魂は宿る」という格言があるとおり、体力的なタフさも重要ですよね。