会計トリックの結果による損益分岐点売上額 | セブンイレブンの改革(錬金術)

セブンイレブンの改革(錬金術)

セブンイレブンは何故創業以来40年も増収増益を続けられたのか、その一方で何故多くの加盟店が閉店して行くのか、実態を直視しコンビニ事業の健全化を解き明かします。

前回、セブンイレブンが取引基準により自ら架空利益を計上し、この金額を加盟店に負わせていることを公開しましたが、まだ皆さんは半信半疑と思います。(これらの裏づけ資料、米国7-11と会計の大きな違い、本部作成加盟店損益の間違い、このカラクリが世間に出なかった理由、等々は資料が多くなりますので後日、順次公開して参ります。--但し、前にも述べましたが行政機関で、この問題の解明に真剣に取り組んでいるセクションが御座いましたなら、当該担当者よりメッセージをお願いします。こちらで正確なセクション等が確認取れ次第、一連の裏づけ資料等を提出させて頂きます

さて今回は、社員も加盟店も優秀な官僚や司法に係わる皆様も知らない、会計トリックによる加盟店からの搾取の実態を、加盟店と本部の損益分岐点売上額の違いで考察してみます。

ご承知の通り損益分岐点売上額は、当該事業で売上額がこの金額を上回らないと利益が出ない金額で、正しい会計処理がされた決算数値から計算すると、計算結果は略近い数値になります。(このことを前提に下の図をクリックして見てください。)

セブンイレブン加盟店の損益分岐点売上額は幾らか?(日販で表示)

     本部資料より     加盟店実態    本部から見る1店当り実態

Aタイプ店   251千円     704千円     356千円

Cタイプ店   416千円    1200千円     321千円   

本部資料はカラクリ会計で参考になりませんが、右の二つの数字を見て下さい。本部は各店舗32~35万円の売上で利益が出て投資額の回収が出来ますが、加盟店側はこの金額の2~4倍もの売上がないと赤字になります

更に、加盟店の平均日販は2003年669千円、2004年623千円、2005年618千円、2006年605千円と下がり続け、何れも損益分岐点を大きく下回って、加盟店側は総平均すると赤字であることが判ります。

損益分岐点図表(図が小さくて見えません、クリックして画像を見て下さい。)

損益分岐点