さて今回は、社員も加盟店も優秀な官僚や司法に係わる皆様も知らない、会計トリックによる加盟店からの搾取の実態を、加盟店と本部の損益分岐点売上額の違いで考察してみます。
ご承知の通り損益分岐点売上額は、当該事業で売上額がこの金額を上回らないと利益が出ない金額で、正しい会計処理がされた決算数値から計算すると、計算結果は略近い数値になります。(このことを前提に下の図をクリックして見てください。)
セブンイレブン加盟店の損益分岐点売上額は幾らか?(日販で表示)
本部資料より 加盟店実態 本部から見る1店当り実態
Aタイプ店 251千円 704千円 356千円
Cタイプ店 416千円 1200千円 321千円
本部資料はカラクリ会計で参考になりませんが、右の二つの数字を見て下さい。本部は各店舗32~35万円の売上で利益が出て投資額の回収が出来ますが、加盟店側はこの金額の2~4倍もの売上がないと赤字になります。
更に、加盟店の平均日販は2003年669千円、2004年623千円、2005年618千円、2006年605千円と下がり続け、何れも損益分岐点を大きく下回って、加盟店側は総平均すると赤字であることが判ります。
損益分岐点図表(図が小さくて見えません、クリックして画像を見て下さい。)