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希望のエッセンス

様々な社会現象、自然現象を拾い上げ、鋭くその本質に迫ります。

そこから、読者の皆さんの好奇心をくすぐり、私たちが生きていく上での”勇気”とか明日への”希望”の火種が燃え盛っていってほしいですね。

スローライフを核に「までいな」村づくりで知られる福島県飯舘村。


その村の唯一の喫茶店だった。

震災以前からファンの多かった国道399号線沿いの「自家焙煎珈琲 椏久里(あぐり)」。
希望のエッセンス-喫茶店あぐり


7月1日から避難先の福島市内の野田町でオープンしています。
希望のエッセンス-店内


http://www.agricoffee.com/prejudice/index.htm


古民家を活用した店内は寛いだ雰囲気、飯舘村の避難者らしいお客様もチラホラ。



元村職員の旦那さんと元農業関係公務員の奥様というご夫婦が、地域おこしにチャレンジ。


東京で1年間修業したり、海外へ豆の買付けまで出かけ実績を積み上げてきたという本格派です。
希望のエッセンス-ハンドピック

店内別室では、インディアコーヒー豆のハンドピック作業も。希望のエッセンス-コーヒー


モカブレンドとケーゼクーヘンをオーダー。


コーヒーメニューはさすがに豊富。味も抜群でした。



駐車場は満杯で、お客様が途切れないという”賑わい”がとても嬉しかったですね。

4月下旬に計画的避難区域に指定された福島県飯舘村。


役場は今、隣接する福島市内の飯野支所に間借りしている。市内に避難している村民も多い。


飯舘村で60年間うどん屋さんを続け、村民に愛されてきた「ゑびす庵(あん)」も避難せざるを得なかった。


震災後一度避難し、4月になって戻り6月21日まで再開した時は、20回以上の交流会、お別れ会がこの店で開かれたそうである。


希望のエッセンス-遠望

希望のエッセンス-店舗外観
幸いなことに、福島市内に避難する前後に、早くも貸店舗の提供を申し出る人が現れた。




吾妻連峰の麓、荒井地区の聖アンナ教会近くで、ふくしま自治研修センターのホテル風の施設も遠望できる眺めのよい場所。



希望のエッセンス-店舗内観

午後2時過ぎでも、村民の家族らしい客も含めて、けっこう入り客は少なくない。

先日は、菅野典雄村長も顔を出し店の賑やかな様子がTV中継された。


高橋さん夫妻は、今日も元気に店内で動き回っている。



僕は「海老天うどん」、ワイフは「かけうどん+野菜天のトッピング」。



何度もふらっと訪ねたくなるような、どこか懐かしい味がした。


希望のエッセンス-海老天うどん

希望のエッセンス-かけうどん1



猛暑が続いているので、ビールがますます旨く感じるこの頃・・・。


最近は、原発事故に絡む損害賠償のほか、除染や健康調査の話などが多くなっている。


地元紙には、糸状菌が放射線量を低下させたのではないかという驚くべき実証実験結果も紹介された。


真偽のほどは定かではないが、それは、金沢大学の田崎和江名誉教授が、放射線量が高くセシウムを含んだ飯舘村長泥の土壌からバリウムが検出され、線量も低下したと桜井勝延市長に報告した、というもの。


事実とすれば今後の除染にも大きな影響が想定されるはずだが、いずれ(今月末か?)科学的に明らかになるだろう。



ところで、おいしいビールには意外なことに”放射線防御”効果があるらしい(地元月刊誌掲載)。


これについては、放射線医学総合研究所と東京理科大学薬学部の共同研究が行われたという。


エックス線又は重粒子線を1~6グレイ照射し、ビールを飲む前と後の血液細胞の染色体異常を調べたところ、外国産でも国内産でも、いずれの銘柄でも、多少の違いはあるにしても、飲む前と飲んだ後では染色体異常に明らかな差があったそうである。


さらには、ビールに含まれる「シュードウリジン」「メラトニン」「グリシンベタイン」という成分が作用していることが分かった。


土壌やがれきだけでなく、ありとあらゆる除染へと人々の志向が本格的に動き始めている印象がある。

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