以前に、
クオリアとか、純粋経験、知覚正面、
といった話をブログで書いたことがある。
#クオリアの話
#http://ameblo.jp/y93/entry-11336195348.html
#純粋経験、知覚正面の話
#http://ameblo.jp/y93/entry-11336193786.html
私たちが見ている世界は、
物質宇宙、
四次元時空の中で様々な電磁波や量子が運動している宇宙
そのものではない。
そして、それを見ている場所は、
物質宇宙、四次元時空の中には無い。
私たちが見ている場所は、
「意識空間」とでもいうべき、
物質宇宙、四次元時空とは異なる空間からそれを見ている、
というのが、より正確な解釈だと思う。
もう少し正確にいえば、
見る人と、見られるモノの分離も錯覚であり、
実際には単に「見えている」だけ、
見え姿があるだけである。
...ここまではおさらいなのですが、
分かっていただけたでしょうか??
・・・
で、wikipediaのクオリアのページ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A2
を読んでいた時に、
そこから先に、哲学的ゾンビ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%93%B2%E5%AD%A6%E7%9A%84%E3%82%BE%E3%83%B3%E3%83%93
というページがリンクされていた。
哲学的ゾンビとは、
見た目には普通の人と全く変わらないのだけど、
クオリアとか、知覚正面とか、意識とかと言われるようなものを
全く持たない存在のことです。
その哲学的ゾンビは、笑いもするし、泣きもするけど、
私たちが感じているような、
視覚、聴覚などの感覚もなければ、感情もない
という存在です。
今の時代、コンピュータ、ロボットがどんどん進化していっていますが、
それらは、クオリアとか、知覚正面とか、意識とかを持たないと
思われます。
コンピュータ、ロボットがさらに進化して、
笑いもするし、泣きもするロボットが出来るかもしれませんが、
それは単にそういうふうにプログラミングされているだけで、
実際には何も感じない存在であり続けると思います。
#少なくとも、ノイマン型コンピュータについては、
#意識を持つ可能性は無いと思う。
#量子コンピュータは分からんけど。
・・・
...しかし、よく考えてみると、
今、この地球上には数十億人の人間が生きていますが、
このような哲学的ゾンビといえるような人が全くいないとは
限らないわけです。
もしかすると、数人そういう人がいるかもしれないし、
自分以外の全員が哲学的ゾンビかもしれないし、
もしかすると、1%くらいの人が哲学的ゾンビかもしれない。
...その人が哲学的ゾンビかどうか、確かめる方法はあるのでしょうか?
「あなたは哲学的ゾンビですか?」とダイレクトに聞けば、
哲学的ゾンビであれば、
「うん、そうだよ~ん」って答えてくれるでしょうか?
・・・
ちなみに、哲学的ゾンビとかなり似ている、
と思われる話を読んだことがあります。
飯田史彦という大学教授の先生が書かれた、
「ツインソウル」という本
http://www.amazon.co.jp/dp/4569674151
ですが、
この先生、脳内出血で意識を失って、
あちらの世界に行ってしまうのですが、
#その後、ちゃんと戻ってこられてこの本を書いたのですが、
あちらに意識が行っている間、
魂の抜け殻となった身体のほうも、何となく動いていたそうです。
それも、車の運転もするし、電話もかけるし、
家族と会話もするのだけれども、
何かがおかしい。
普通だったら当然覚えているべき、普段使っている駐車場とか、
当日のスケジュールとかも全然思い出せず、
パジャマのままで車の運転をしながら出張に行くと言いだしたり。
まるでトンチンカンな、
まさに「魂の抜け殻」のような挙動だったそうです。
・・・
...ということで、
私は、身の回りの人たちが、哲学的ゾンビでは無いはず、
と信じています。
#そうであってほしいっ。
・・・
あと、ついでに。
この先生が書かれた「ツインソウル」という本。
その内容は、この先生が脳内出血でこの世での意識を失っている間、
あちらの神々の世界に行って、ツインソウルという存在・仕組みの話
(1つの魂が2つに分かれてこの地上に生まれてくる)や、
人生の目的とか、運命の考え方について、
あちらの光の方々から教えてもらう、という話です。
ツインソウルは本当にいますので、
興味のある方は一読されてもいいかと思います。
#ネットで検索しても、いろいろ出てきますが...。