実験的禁煙生活(9日目) | パパ覚

実験的禁煙生活(9日目)

禁煙生活も9日目を迎えました。 人間の体内にあるニコチンは、およそ3週間で99%なくなるそうです。

一年タバコを吸ったら、7年間は元の状態に戻せないというような話は、嘘なんだそうです。


地図 さて、今回は、たばこ種類ということで渋谷区にある

たばこと塩の博物館 のサイトでもみながら記事を書くとする。


子供の博物館が、交通科学博物館だとすると、さながら大人の博物館といったところであろうか。


禁煙を始める前に出会っていたら、禁煙はできなかったかもしれないぐらい魅力的な所である。


さて、前置きはこのへんにして記事の方へ。


一口にタバコを吸う、といってもその形はいろいろある。

火をつけるもの、つけないもの。

葉をそのまま丸めるもの、細かく刻むもの、粉にするもの、その他の方法がある。


火をつけるタイプとしては「葉巻」「パイプ(煙管)タバコ」「紙巻タバコ」などが挙げられる。

葉巻は文字通り葉を丸めてそのまま火をつけるもので、パイプタバコと紙巻タバコは「細かく刻んだ葉を使う」という点で共通しており、パイプに刻んだタバコ葉を詰め込めばパイプタバコ、紙に巻けば紙巻タバコとなる。

現在は紙巻タバコといえばフィルター付きが一般的だが、かつては吸い口を自分で作る「吸い口付き」やフィルターを作らない両切り型といったものもあった(今も少量ながら売られている ショッポやピース缶など)
ちなみに紙巻タバコには、街角で売られているような既製品の他に、自分で巻いて作る「自家製紙巻タバコ(ローリング)」というものもある。

これは、ペーパー、フィルター、香料、ローリングマシン(紙巻器)などを選択肢の中から選び、こだわりのタバコを自分で作るのだが、店員の言う事を信じず調子にのって「激マズ」な一品を作ってしまった過去は忘れよう・・・


さて、次は、「水タバコ」。 これは湿らせた刻みタバコを炭で燃やし、その煙を吸うのだが、タバコの燃焼台と口をつける煙管の間に水の入ったボトルが置いてあるものだ。

このボトルは紙巻タバコで言う「フィルター」の役割をするのだが、水にはリンゴやシナモンなどで香りがつけてあり、タバコの煙に風味を与えてくれる。

ちなみに、東京・千駄木駅近くにある水タバコ専門店 「カリユン」 はお奨めの一店である。

水をくぐらせているのでニコチン量は非常に低く、エジプトやトルコなどでは子供から大人まで楽しめる嗜好品としても有名である。 (やばひ、行きたくなる汗


他に、火を使わないタバコに「嗅ぎタバコ(スナッフ)」と「噛みタバコ(チューイング)」などの種類がある。

このうち「嗅ぎタバコ」の誕生についてはルイ13世が大きく関わっている。
彼は息子のルイ14世とともに大のタバコ嫌いで知られた人物であるが、「貴族たるものが鼻から煙を出すのはみっともない」という理由で貴族の喫煙を全面的に禁止してしまった。

困り果てた貴族たちは、工夫の末に粉タバコ(スナッフ)を鼻から吸う「嗅ぎタバコ」の方式を編み出す。

口や鼻から煙が出ないこのタバコはたちまち宮廷内で流行し、スナッフを入れるスナッフボトルは芸術性の高いものが作られた。

のちにはスナッフボトルそのものが賄賂として使われることもあったという。

「噛みタバコ」は樹脂にタバコの粉を混ぜたものである。

こちらも煙が出ないので禁煙区域の多い欧米などで重宝されている。

ただし、すすが口の中に溜まるので時折唾とともに吐き出さなければならない。

大リーグの選手などにはこの噛みタバコの愛用者が多く、野球中継などでしばしばグラウンドに唾を吐く姿を見ることができるのはこれのせいだと思っていいだろう。


かわった所では、「バッチタバコ(ニコチンバッチ)」。

バッチ(シール)の表面にニコチン成分が含ませてあり、これを肌に直接貼り付けると、身体の表面からニコチン分が身体に沁みこむので、禁煙してもニコチン切れのあの苦しい状態を体験せずに済むというもの。

減煙や、禁煙用品をみていると他にも色々な商品がありとても面白い。

ただし、殆どの商品が ひじょうにまずい と言う事は、経験者なら誰でも知っている事だろう。

二コレットを噛むぐらいなら、やめたほうがましだと思うぐらい私には合わなかった。


次回は、記念すべき10日目である。 基本に返り、「たばこの害」について書いてみることにする。