組織の中で下から3,4番目にいる人が気を付けないといけないこと
「部署やチームといった組織の中で、一番危機感を持つべきなのは誰か」こういう議論になると大抵の場合は、組織におけるパフォーマンスが下から1,2番目の人が挙がりやすいかと思います。例えば「数字の成績が悪い人」や、「ミスすることが多い人」などです。多くの場合、周りのメンバーやマネージャーもそういう人に注目して、ときに厳しく、ときに優しく一生懸命に指導をすると思います。それ自体は良いと思うのですが、最近それによって別のところで弊害が起こるなと感じています。それは、「下から1,2番目」の人が「3,4番目」になったときに大きな勘違いが起こってしまうということです。具体的には、「あ、オレは十分デキるようになったんだな」と勘違いして危機感を持たなくなってしまうということです。そして危機感を持って自分のことにもっと注目しないといけない立場なのに、「下から1,2番目」ばかりに注目してしまうようになると尚よろしくないですね。実は、これはまさにいまの自分に起こっていることなんです。ほんの3ヶ月くらい前までは「新卒1年目」という、まさに「下から1,2番目」のポジションにいて、毎日のように各方々から指導の嵐を受けていました。笑それが4月に後輩が入ってきたことで、半自動的に「3,4番目」くらいにシフトしました。そこですぐに感じたのは、「あ、怒られるの少なくなったな。」そしてそれに続いて「あれ、オレもしかしてデキるようになった?」という勘違いをしました。お恥ずかしい。。幸いなことに、これがおかしいことには一瞬で気付けました。それに気付くと同時に。「あ、この勘違いは怖いな。」「人をダメにするな。」「下から3,4番目にいるときこそ、危機感を持って“自走”しないといけないんだな。」と感じました。「自走」という表現を使ったのは、前述の通り、この手の「下から3,4番目」の人に周りはあまり注目しないからです。先日読んだ記事にも書いてありましたが、特に部長やマネージャーと呼ばれる役職の視点では、組織の「ボトルネック」のみに注目するため、それ以外のところは優先度が下がることになります。■今まで学び実践してきたことhttps://www.slideshare.net/mobile/yamaz2/ss-62795171確かに自分が過去に経験してきた、バレーボール部、英語部、研究室、会社のチームを思い返しても、やっぱり目立つのは「下から1,2番目の人」でしたね。その陰に隠れた「下から3,4番目」の人たちが自走を怠ると、良くも悪くも目立っている「下から1,2番目の人」たちに一瞬でブチ抜かれますよね。怖い、怖い。以上、主に自戒の念を込めて書きました。本当に気を付けないと。笑【まとめ】組織の下から3,4番目のときこそ、一番危機感を持って自走しないといけない。