熱海 宝亭さん | 【人】に【良】い事。 それが【食事】

熱海 宝亭さん

熱海のメインストリートにある洋食屋さん。

以前より気になっていたので、熱海好きの僕としては
必ず行かなきゃならないと思っていたお店です。

飲食業を始めて数年。

やっとこ自分の店を立ち上げさせてもらい
やっとこ8ヶ月が経過し、もっと勉強しなきゃならない事があるので
月に2回の休みは徹底的に勉強に使ってきました。

繁盛するお店には理由があって
売りたい物をどうやって売るかにも理屈があって
その通りやれば確実に売り上げは上がる。

様々な場面に合わせた方程式があり
ソレを教えてもらうには、やはりお金が掛かる。

幸い、僕には強烈な先生が関東、関西に居て
無償で徹底的に教えてくれる。

でも、もっと自分でも学ばないと
絶対に勝ち残れない。

こんな時代を生き抜くには
徹底的な知識と、感性を持ち合わせていなきゃならないし
感性は常に磨いてなきゃ曇ってしまう。

格闘技も同じだから、初心者からアマチュアに上がったばかりの自分が
今どうしなきゃならないかは分かっているつもりだ。

ジムに行ったら便所掃除、月謝を払って便所掃除

懐かしい時代と同じで、毎日が新鮮だ。

でも、それだけじゃ駄目な今、
繁盛店と言うチャンピオンから、様々な事を盗み取らなきゃならない。
帰るべき事が山ほどある。

よく考え、自分の店とすり合わせ、
自分の店の地域特性とすり合わせ
自分の形に変えていく。

そのまんま真似しても駄目な事の方が多いと思うから
兎に角、自分の店の形の歪さを知り、街の特性を知り
どう言う形が最適なのかを探り続けなければならない。

そんな中、食材を求めて東京近郊に出たついでに
熱海に向かった。

ちょうど海上花火大会があり、町は大渋滞で
パーキングは全部満車

2時間近くウロウロした結果
以前から気になっていた【宝亭さん】で食事を取りながら花火を見ようと思い
宝亭さんの駐車場に停めさせて頂いた。

駐車場に入ると、厨房の裏口から初老の男性がコチラに来た。

窓を開けると

「お食事ですか?」と尋ねられたので、食事をしたいと告げた。

すると『もう閉店なんです。』と残念なお知らせ。

花火を見るチャンスも失ってしまい
ガッカリしていると

『車はココに停めて、花火を楽しんで来て下さい。』

と言ってくれた。

何と言う真心!!

熱海を愛し、誇るからこそ出来るお心使いを体感し

この人のご飯がどうしても食べたい!!

と心底思うも、閉店時間なので思い届かず。。。。

お言葉に甘えて30分の花火を見させて頂いた。

その30分の花火は、人生最高の花火に感じた。

花火の構成も素晴らしく、フィナーレなんて

これでもか!  

ってぐらいに格好良かった。

そう見えたのは、宝亭さんのお心使いがあったからだと思う。

町全体で歓迎し、町全体が街を誇る。

本当に素晴らしい街だった。

帰りにお礼のビールを厨房に届けると

そんなつもりじゃないから、持ってお帰りなさい。
お兄さんがお飲みなさい。

と、粋過ぎるお言葉を頂き、心が熱くなり

自分も飲食業を営む者で御座います。
宝亭さんに頂きましたお心使いが
本当に嬉しく、本当に勉強になりました。

とご挨拶させて頂きました。

最後は駐車場まで来て下さり、少しお話をさせて頂くと
お話下さったオーナーの長島様の奥様がタイと深く関係して居るなど
面白い共通点がありビックリしました。

僕の会社の訓でもあるように

【人】に【良】い【事】
それが【食事】

長島オーナーから

自分の街を愛し、街を誇る。
街に根付く 食 
それを創り出す心の底にある
強烈な愛情を感じました。

次にいつ来るか分からない小僧に駐車場を貸して下さる。
この熱海愛が宝亭さんが、名店と呼ばれる由縁なんでしょう。

僕はまだ8ヶ月

もっとやらなきゃならない事ばかりで
目が回りますが、大先輩から教わった事は
心に刻んで生きてまいります。

熱海の宝 宝亭さんのサイト

必ず今年中に時間を作ってお邪魔します!!

もし一緒に行ける人が居たら
一緒に行きましょう!!

車は僕が出します!!


男は一生 勉強あるのみ。

今年の下半期の言葉はこれだな。