★3月18日で引退する1002編成に乗ってみた
静岡鉄道(静鉄)では、2016年3月24日に約40年ぶりの新型車両となるA3000形が登場。
今後8年間で既存の1000形を12編成全てを置き換える事にしている。
2015年度は1編成しかA3000形が登場しなかったが、2016年度も1編成に留まる。年度末の2017年3月24日に第2編成(A3002編成)が登場する。
「【1002編成引退】静岡鉄道A3000形のA3002編成は赤」(2017年1月23日の当ブログ)
↑こちらにもあるとおり、2017年1月20日に長沼の車庫で一般公開され、A3002編成は「赤」となった。
 
↑同時に引退編成も公表され、1000形の1002編成(1973年から営業)と決まった。
引退日は明日2017年3月18日(土)で、最終日には「さよならイベント」や「ラストラン」も新静岡~新清水で1往復実施される。
明日の予定は以下の通りである。
◆さよなら撮影会
10:00~12:00は長沼車庫(長沼駅構内)
15:00~18:00は新静岡駅3番のりば
◆ラストラン(全て臨時列車)
長沼14:16→新清水14:31
新清水14:37→新静岡14:58
新静岡18:17→柚木18:21
静鉄電車には指定席と言うものが存在しないため、「ラストラン」は誰でも自由に乗車可能だ。だが、大混雑するだろう。
先日からは静鉄電車ホームページで、1002編成の運用が公表されている。
日によって運用行路は違うが、新静岡~新清水の往復が基本なので、まずは長沼の車庫を見て1002編成が不在ならば、営業に就いていると考えて良い。
2017年3月のある日、1002編成の乗車と撮影をした。
 
↑と言う事で、長沼駅へ。JR東静岡駅からは徒歩10分程度であるが、わき道を通るため、周辺地理がわからないと迷うだろう。
駅舎は券売機と自動改札機しかなく、一応窓口もあるが今は誰もいない。
静鉄電車の運行本数は6~7分/本で待つ事なく列車が来る。
 
 
↑1005編成を試しに撮影する。曇りがちな天気であったが光線的には問題ない。
 
↑そして来たのが、1002編成。引退に伴い「ありがとう1002号」と記した特製ヘッドマークが付いていた。
側面は静岡県立美術館を宣伝したフィルムが貼られてあるのは、今までと変わりない。この列車は新静岡行きで、折り返し新清水行きになるので、これに乗る事にした。
 
↑1002編成の次に来たのがA3001編成。
登場当初はこれに乗るお客もそれなりに目立ったが、落ち着いたのか?浸透したのか?1000形とほぼ同じくらいの客数だった。
 
↑改札を通る。すぐ先にあるのが構内踏切。新清水方面行きホームはこれを通る事になるが、踏切が作動。
新静岡行き列車が到着。これは「ちびまるこ」(写真・1011編成)であった。これも運用が公表されており、「さくらまるこ」が車内アナウンスをしている。
私が乗った時は、「つぎ~は~~いりえおか~です」と言った感じの”まるちゃん節”であった。
 
↑長沼車庫には1000形に加えて、赤が目立つA3002編成も。
 
↑アップにして撮影。営業に就けるように準備が整った模様だ。
A3002編成の後ろには編成を崩された車両が・・・。
これは、昨年引退した1004編成であった。引退後ずっと留置されているようで、今後解体等しないといけないが、それが決まっていないのだろうか?
長沼車庫で出来ない場合は外部業者に委託となるだろうから、トラック等で搬出作業が必要になる。
 
↑新静岡から1002編成が戻ってきた。狐ヶ崎(きつねがさき)まで乗ってみた。
先頭車両には、私のように引退を惜しむファンが5~6人乗っていたが、静かに着席していた。
1973年に登場した車両であるが、古さを感じさせない。
車内のインテリアはもちろん、乗り心地も良好で老朽化しているように感じない。
車両の保守技術のレベルが高い証拠で、「長く大切に使う」のがバスを含めて、静鉄グループの特徴だ。
狐ヶ崎で下車して、桜橋、入江岡と改札を出ないで乗車と撮影を繰り返す。決して長い時間いるわけではなく、1本後で次の駅に行くを繰り返す。
 
↑入江岡ではA3001編成とすれ違った。巴川を渡ると新清水で徒歩で行くとやや遠い。
それに対して、桜橋まではたったの数百メートルで、桜橋駅のホーム端から入江岡駅が見える。
意外に入江岡駅は今まで下車した事がなく、JR東海道線との並走区間は静鉄で言うと当駅から狐ヶ崎の少し手前(新清水方)となる。
ホーム幅が狭く、改札口に行くと自動改札機は2通路しかなかった。
 
↑駅舎もたったこれだけで、歩道すらない交通量の多い道路が通る高架橋の上であった。
 
↑桜橋駅を通り過ぎて、JRと直線的に並走する場所へ。
1010編成が新静岡へ向かう。
 
↑1002編成が新清水へ向かう。新静岡~新清水の折り返し運転が基本で、約5~50分(駅により異なる)もすれば同じ編成が戻ってくるため、撮影チャンスは多い。
 
↑「ちびまるこ」(1011編成)も編成写真で。
 
↑新清水から戻ってきた1002編成を撮影してこの日は終わりにした。
1000形は今後少しずつ数を減らす。最近は故障も目立つようになり、当ブログに付いたコメントによれば車両故障で自走不可能になり輸送障害が生じたともあった。どんなに立派な保守点検技術があっても老朽化には勝てない。
44年も毎日走って来れば、そうなって当たり前で、鉄道車両では長い期間の活躍であった。
お客として乗っている以上、「古さ」を一切感じさせない1000形。
必ずしも1001編成から順番通り引退にならないのは、車両の状態(故障の有無)や検査切れ時期の都合だろう。
静岡鉄道(静鉄)では、2016年3月24日に約40年ぶりの新型車両となるA3000形が登場。
今後8年間で既存の1000形を12編成全てを置き換える事にしている。
2015年度は1編成しかA3000形が登場しなかったが、2016年度も1編成に留まる。年度末の2017年3月24日に第2編成(A3002編成)が登場する。
「【1002編成引退】静岡鉄道A3000形のA3002編成は赤」(2017年1月23日の当ブログ)
↑こちらにもあるとおり、2017年1月20日に長沼の車庫で一般公開され、A3002編成は「赤」となった。
 
↑同時に引退編成も公表され、1000形の1002編成(1973年から営業)と決まった。
引退日は明日2017年3月18日(土)で、最終日には「さよならイベント」や「ラストラン」も新静岡~新清水で1往復実施される。
明日の予定は以下の通りである。
◆さよなら撮影会
10:00~12:00は長沼車庫(長沼駅構内)
15:00~18:00は新静岡駅3番のりば
◆ラストラン(全て臨時列車)
長沼14:16→新清水14:31
新清水14:37→新静岡14:58
新静岡18:17→柚木18:21
静鉄電車には指定席と言うものが存在しないため、「ラストラン」は誰でも自由に乗車可能だ。だが、大混雑するだろう。
先日からは静鉄電車ホームページで、1002編成の運用が公表されている。
日によって運用行路は違うが、新静岡~新清水の往復が基本なので、まずは長沼の車庫を見て1002編成が不在ならば、営業に就いていると考えて良い。
2017年3月のある日、1002編成の乗車と撮影をした。
 
↑と言う事で、長沼駅へ。JR東静岡駅からは徒歩10分程度であるが、わき道を通るため、周辺地理がわからないと迷うだろう。
駅舎は券売機と自動改札機しかなく、一応窓口もあるが今は誰もいない。
静鉄電車の運行本数は6~7分/本で待つ事なく列車が来る。
 
 
↑1005編成を試しに撮影する。曇りがちな天気であったが光線的には問題ない。
 
↑そして来たのが、1002編成。引退に伴い「ありがとう1002号」と記した特製ヘッドマークが付いていた。
側面は静岡県立美術館を宣伝したフィルムが貼られてあるのは、今までと変わりない。この列車は新静岡行きで、折り返し新清水行きになるので、これに乗る事にした。
 
↑1002編成の次に来たのがA3001編成。
登場当初はこれに乗るお客もそれなりに目立ったが、落ち着いたのか?浸透したのか?1000形とほぼ同じくらいの客数だった。
 
↑改札を通る。すぐ先にあるのが構内踏切。新清水方面行きホームはこれを通る事になるが、踏切が作動。
新静岡行き列車が到着。これは「ちびまるこ」(写真・1011編成)であった。これも運用が公表されており、「さくらまるこ」が車内アナウンスをしている。
私が乗った時は、「つぎ~は~~いりえおか~です」と言った感じの”まるちゃん節”であった。
 
↑長沼車庫には1000形に加えて、赤が目立つA3002編成も。
 
↑アップにして撮影。営業に就けるように準備が整った模様だ。
A3002編成の後ろには編成を崩された車両が・・・。
これは、昨年引退した1004編成であった。引退後ずっと留置されているようで、今後解体等しないといけないが、それが決まっていないのだろうか?
長沼車庫で出来ない場合は外部業者に委託となるだろうから、トラック等で搬出作業が必要になる。
 
↑新静岡から1002編成が戻ってきた。狐ヶ崎(きつねがさき)まで乗ってみた。
先頭車両には、私のように引退を惜しむファンが5~6人乗っていたが、静かに着席していた。
1973年に登場した車両であるが、古さを感じさせない。
車内のインテリアはもちろん、乗り心地も良好で老朽化しているように感じない。
車両の保守技術のレベルが高い証拠で、「長く大切に使う」のがバスを含めて、静鉄グループの特徴だ。
狐ヶ崎で下車して、桜橋、入江岡と改札を出ないで乗車と撮影を繰り返す。決して長い時間いるわけではなく、1本後で次の駅に行くを繰り返す。
 
↑入江岡ではA3001編成とすれ違った。巴川を渡ると新清水で徒歩で行くとやや遠い。
それに対して、桜橋まではたったの数百メートルで、桜橋駅のホーム端から入江岡駅が見える。
意外に入江岡駅は今まで下車した事がなく、JR東海道線との並走区間は静鉄で言うと当駅から狐ヶ崎の少し手前(新清水方)となる。
ホーム幅が狭く、改札口に行くと自動改札機は2通路しかなかった。
 
↑駅舎もたったこれだけで、歩道すらない交通量の多い道路が通る高架橋の上であった。
 
↑桜橋駅を通り過ぎて、JRと直線的に並走する場所へ。
1010編成が新静岡へ向かう。
 
↑1002編成が新清水へ向かう。新静岡~新清水の折り返し運転が基本で、約5~50分(駅により異なる)もすれば同じ編成が戻ってくるため、撮影チャンスは多い。
 
↑「ちびまるこ」(1011編成)も編成写真で。
 
↑新清水から戻ってきた1002編成を撮影してこの日は終わりにした。
1000形は今後少しずつ数を減らす。最近は故障も目立つようになり、当ブログに付いたコメントによれば車両故障で自走不可能になり輸送障害が生じたともあった。どんなに立派な保守点検技術があっても老朽化には勝てない。
44年も毎日走って来れば、そうなって当たり前で、鉄道車両では長い期間の活躍であった。
お客として乗っている以上、「古さ」を一切感じさせない1000形。
必ずしも1001編成から順番通り引退にならないのは、車両の状態(故障の有無)や検査切れ時期の都合だろう。
