この1冊ですべてわかる 広告の基本/波田 浩之

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すっげー今更ながら。広告。ネット広告について。つい最近、齢30にして実印というものを作らなければいけなくなって、はんこ屋さんをネットで検索してみたのだけれども、そこで思ったことについて。(ちなみに、ここまで自分の行動としてはデフォ。つまり、自分がこれまで購入したことがなく、その商品に対する知識も識別眼もまったく備わっていない状態で、それなりの良品を購入しようと場合、自分はまずインターネットでその品の特質と相場を調べる)。

結論からいうと、いくつかのWEB上で確認できるはんこ屋を経て、最もコストパフォーマンスの良いと思われるお店を見つけ、そこで結構広く使われている標準的な材質とサイズの実印を購入した。昨日、実物が届いたが、結構満足。っというより、初めて購入したので比較対象がないのだが、実印=大人の持ち物=高価という刷り込みがあったからか、当初想定していた金額の1/5位で購入できた点で満足としている。

そんで問題はそれからしばらくしての最近。己の常用しているブラウザを開くたびに、あるはんこ屋サイトの広告が張り付いて、失せない。っというより、毎回ブラウザを立ち上げるたびに画面の左側や下部、スペースの発生するあらゆる所にこのはんこ屋(いま、このはんこ屋の過剰な広告に辟易しているのであえて店名は挙げない)が現れる。能動的情報取得ツールであるネットの使用者にとって、このような特定の一社による過剰な広告は、その量と反比例するように悪い印象を募らせる。じゃない?

ネット上において、インフラ的ウェブサービスは、多くの場合そのサービスへの課金システムを強いていないわけだから、自ずと広告がその収益の柱となる(さっきのブラウザってGoogle chromeね)。それはいい。いいというか、当たり前で無料のウェブツールにイチャモン付けるやつは、端か金払えってことのだけれど、いいたいことはその塩梅をどうにか調節したほうがいいだろ、ということ。

Googleがどういう利用者の情報管理を行っているのかは知らないが、今回の場合、ハンコを実際に購入してから本広告が増えたことを考慮すると、Googleは「ウェブ上で金を落とした」という履歴を入手している事実はほぼ疑いない。その情報それ自体はどうでもいい。日頃大変お世話になっているGooogle様になら、私めの個人情報なる瑣末で、欲しければどうぞお使いください。ただね、その利用方法に多少の不満がある。っというのが今回の話しでした。だってさ、実印購入のリピーターなんて普通いないでしょ。そこら辺の購入商品の特性も考慮したスクリーニングを開発すればもっと収益率は増えるし、我々ウェブインフラの利用者にもその質が還元されるのですから。