Nutrition & Diabetes誌、2016年7月4日オンライン号より

 

炭水化物の食べ過ぎはダイエットの敵…と思いつつ、でもパスタが食べたい!と苦しんでいる人もいるのではないでしょうか。

そんなヒトへの嬉しいニュースです!

イタリアで2万人以上を対象にした研究より、パスタの摂取量が多いほどBMIが低かったと報告されました。

だからと言ってもちろん食べ過ぎは良くないですが、パスタ好きの方はそんなに罪悪感を感じず、たまにはパスタを楽しんでみましょう♪

 

【試験概要】

  • 研究デザイン:観察研究
  • 対象者:Moliseという地方に住む35歳以上の成人14,402名(Moli-sani研究より)。イタリア全土より集められた18歳より年上の8,964名(INHES研究より)。

【試験結果】

  • Moli-sani研究の男女・INHES研究の女性において、パスタ摂取量が多いほどBMIも高かった。
  • 過剰/過少報告を考慮するためエネルギー摂取量からパスタ摂取量を推測し、調整を行った解析では、この値が高いほどBMIが低かった(Moli-sani研究の女性において)。
  • 体重によって必要摂取量は異なるため、その調整を行った解析では、この値が高いほどBMI(Moli-sani研究、INHES研究の男女において)、ウェスト・ヒップ・ウェストヒップ比(Moli-sani研究において)が低かった。

(※1)

BMI: Body Mass Index(ボディーマスインデックス)の略。身長と体重をもとに算出した指数で体格をあらわす。体重[kg]を身長[m]の二乗で割って算出する。


【論文リンク】

Association of pasta consumption with body mass index and waist-to-hip ratio: results from Moli-sani and INHES studies