Minha Vida Diaria

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2016年に父が逝き、2019年にレビー小体型認知症だった母が逝き、その最中に介護福祉士となり、2024年には兄が病気に···。そんな兄の話、私の仕事の話、推し活の話など、気ままに綴っていきます☺️

8月28日
兄は予定通り、上顎部分切除手術を受けた。

15時頃からということで
幸い仕事が休みだった私も駆けつける💨

13時頃から、兄の所に行く。
気を紛らわしてほしくて、
世間話をしたりして😅

兄も普通に話はするものの、
時折深い息を吐いていは目を閉じていた。

緊張と不安と憂鬱があることは
その深い息から充分伝わってきた。

全身麻酔は前回、顎関節の腫瘍切除の手術でも受けているし、
兄曰く
「全身麻酔は全く怖くないし、楽なんだよ(笑)
 目が覚めたら手術終わってるしね」と。

兄の緊張と不安と憂鬱は、
やはり、有るべき物···上顎と健常な歯が7本も···が失くなってしまうこと···切除されてしまうことにある。

それがどうにもこうにも受け入れ難い様子😢

気の毒としか、言いようがない😩

15時50分になり、
ようやく手術室に移動する。

手術室ゾーンに入る前に

私「じゃね、待ってるね」
兄「うん、ありがとう」
お互い笑顔で。

兄のメガネを預かって、
そのまま家族の手術待合室へ。

そこには、手術が終わるのを待っている家族が数組いらっしゃった。

自動販売機とテーブルと椅子がある
普通の待合室。

兄の手術自体は1時間半程度と聞いている。
全身麻酔も入れれば、当然2時間以上は待つであろうことは想定内。

私が待っている間にも、
待機している家族が次々に執刀医に名前を呼ばれて、部屋の外に出ていく。

扉があるわけでもない待合室。

すぐそこで、執刀医が手術の結果や様子を家族に説明し始める。

関係のない私にも内容が丸聞こえ😅

聞いちゃっていいんですか💦❔って
思えちゃうぐらい具体的な話が聞こえてくる。

立ち話で済ませちゃうんですね💨

こんなもんなんだなと😅
プライバシーとかは関係ないんだなと😅

まぁ赤の他人の話など、どこの誰に話すわけもないけどね🤣

私の前を数家族が出入りしては帰っていく。
18時を回ると、もう待合室には私一人。

想定内の時間だけど
待っていると、なんだか不安になるもので💦

18時半を回り、ようやく担当医であり執刀医の先生が私を呼びにきてくれた。

その場で話すのかと思いきや、
先生はちゃんと別室に私を招き入れ
ドアのある部屋に入り、
お互い机を挟んで着席。

そこで手術の話をしてくださった。

やっぱり、この先生、いい先生だなぁ😌なんて思ったりして😆

手術は予定通り1時間半で終わりましたと。
切除したもの···上顎と歯を、包んだガーゼから取り出して見せてくれた。

ギョッとするほどのものでもなく、
「はぁ、これが···はぁ、そうですかぁ」的な感覚😅

キレイな歯でした😢

兄は自分では見たくないと言っていた気持ちがなんとなくわかるよ。

手術は問題なく終わったらしい。
この後は、一泊だけICUに入りますと。

これも術前に説明は受けていた。

出血が多かったり、腫れたりして、
窒息する危険がある場合は
鼻から挿管するとは聞いていたし、
何かしらの問題が起きた場合に対処するためにも、
ICUで一泊して様子を見るのがよろしいでしょうとも聞いていた

👨‍⚕️「何かお聞きになりたいことはありますか?」
私「病理検査の結果はいつ出ますか?」
👨‍⚕️「これは···ちょっとすぐには出ないんです。
そもそも病理検査というのは、顕微鏡を使って観ます。
ご存知かと思いますが、顕微鏡で観るにはプレパラートというガラスを使います。
上顎は骨ですので、観るためには骨を薄くスライスしなければならないんです。

ですがそのまま骨をスライスすることはできないので、まず骨を軟らかくするために薬液に浸けます。

で、軟らかくなってからスライスして、初めて顕微鏡で観ることができます。

入院中···2週間の間にはおそらく間に合わないと思います。
なので、退院してからまた後日に結果をお知らせすることになります」
私「なるほど。わかりました。ありがとうございます」

とてもとても分かりやすく、深く納得してしまいました😆

私は咄嗟に、持っていた兄のメガネを
先生に
「兄はメガネがないと見えないので、これを渡してもらえますか?」とお願いすると
先生は快く
「あっ、はいはい、わかりました」と言って受け取ってくれた。

こんなこと執刀医にお願いすることじゃなかったな···と後で申し訳ない気持ちになった💦

ありがとう、先生❗️


その後、ICUに移動する前に兄に会わせてくれるということで、再び待合室で待機を促される。

30分ほど待っただろうか···。

今度はもちろん先生ではなく
オペ看の方なのかな···術衣を着た女性の方が待合室にいらして、私を呼んでくれた。

ベッド上の兄がエレベーターでICUに移動する前。

看護師さんたちが兄の名を呼んでくれる。
私も「お兄ちゃん」と呼んでみる。

兄は明後日の方向に顔を向けていた(笑)

看護師さんたちが
「反対、反対、右側です」と言ってくれて、
兄が私の方に顔を向けた。

私を認識したのか、
「あぁ」程度の声と笑顔の兄。

特別、変わったように見えない兄の顔を見て、少しホッとして
「終わったよ、お疲れ様。しゃべらなくていいよ。うん、うん、お疲れ様ね」と声を掛け、そこでお別れ👋


これで、一つ、兄は前進だ。

先は長いけど
明るく行こう❗️