確かモスクを出た後、ガイドさんに「特別にいいところに連れて行ってあげるよ!」と言われ見晴しのいい場所へ。
エジプトって砂漠もあるし全体的に粉っぽくて、モヤがかかってるように見えてる。
ここが1番私の心に残っている風景です。
小高い場所なので、クラクションなどの喧騒が下の方に聞こえ、より幻想的な光景でした。
その後、ホテルに戻ってきてツアー終了だったと思います。
私は初の中東旅行ということで、衛生的に少しも信用していませんでした。
「絶対に生水は飲むな!!火を通したもの以外食べるな!」と皆に言われていたし。
それにね、こういう風に頭にパンを乗せて運んでるんですけど…パンをコロッと落としたりするわけですよ。
で、落としても平気でまた乗せて売るわけですよ。
この光景を見たときに、今回の旅は現地食を諦めると決めました。
それで初日はホテル内のレストランでボロネーゼを食べたんですが、なんと辛い!!!
これはこの旅厳しいぞ…と思いました。
確か2日目の昼はケンタッキーにして、夜はどうしようかな~とホテルの近くを歩いていたら
「レストラン岡本」という文字が!!!
私はこちらにカイロ滞在中は通いました…。
なんで日本食!?って言われようと、エジプト料理と相性(衛生的にも)が合わないのと1年間の英国留学中なので日本食に飢えてたんですよね~。
ロンドンで食べると偽物な上に高いんですよ…。
ラーメン1000円超えるしね!!(`∀´)
中東一古い日本食レストランです。
アラビックでもなく英語でもなく久しぶりの日本語一人旅だったし、慣れない中東で心細かったので岡本さんご夫婦と、お孫さんとお話できてとても楽しいひと時でした。
生れてはじめて、牡丹鍋を食べました
ロンドンでは高くてなかなか手が出なかった日本食も、カイロの物価だと気兼ねなく食べれて嬉しかったな(´∀`)
この時私はロンドンで絵の個展を開いていて、私の絵をお店(もしくはご自宅)に置いて頂けることになりロンドン返ってすぐ送ったので多分まだカイロにあります。
丁寧にお手紙も頂きました。
もう何十年も日本との架け橋的存在だった岡村さんですが、今年の2月(2013年2月)に亡くなってしまったそうです。
こちらのブログに書いてあり驚きました。→中東の空
又、登山家である野口健さんも岡村さんと交流があったそうで、こちらの記事に写真も載っています。→野口健さんのブログ
今回記事にするにあたり、レストラン岡本を検索して亡くなった事が分かったのですが他にも知恵袋で「まだレストラン岡本はありますか?」などの質問があり、ああ何十年と旅行者や駐在の方の心の拠り所になっていたんだなぁと思いました。
岡本さん、改めて美味しいお料理ご馳走さまでした。たった2日でしたがお世話になりました。
写真撮れば良かったな…。
その時のレシートを発見。