大学病院の主治医の外来へ行ってきました。
6月にHIPEC(腹腔内温熱化学療法)が大学内で認可されるのでどうか?という連絡が先週主治医から私の携帯へ連絡がありました。
で、今日の外来で改めて詳しく説明をうけてきました。
ご存知の方も多いと思いますので簡単に説明すると・・・
①開腹し視認できる腫瘍を切除する。
②約42度に加熱された濃い抗がん剤を還流させる
③術後は2~3日間麻酔のかかったままで管理する
とまぁこんな感じです。
要は熱に弱いがん細胞を加熱した抗がん剤でやっつけるイメージです。
じゃぶじゃぶ洗う感じかな。
主治医によると臓器の表面だけでなく約2mmの深さまで効果があるとのことでした。
で、私の病状ですが、骨盤内の再発です。
再発場所は内臓の脂肪の部分なのですが、一般的には腹膜播種と呼ばれる病状にになります。
こうなると通常は切除ができません。ガイドラインは化学療法が主となります。
しかし、腹膜は肺や肝臓と異なり血流が少ないので抗がん剤が届きにくいこと、またそれを補う分子標的薬も私にはあまり効果が見られませんでした。
化学療法で結果がでないのであるなら、この6月から認可されるHIPECを受けてみてはどうかというのが主治医の意見でした。
さらに、私の場合
①前回の検査からあまり進行していないとするなら、腫瘍の範囲、個数が限定的である
②年齢的にも手術に耐えうる体力もあるのでだろう
ということも好ましい条件に合致しているとのことでした。
私としてはあの手術の痛み、苦しみは味わいたくありませんが、残された選択肢はこれしかないようにも思います。
まぁ、来週のPET検査の結果でこの治療が可能かどうか判断されますが、もし可能であるなら今は受ける方に気持ちは傾いています。
ちなみに、HIPECは保険適応されていません。
通常なら多額の費用がかかります。
でも、今なら保険適応の費用でOKなのです。(テレビショッピングか!)
まぁ、実験台のようなものですね。
もし、受けるとなったら当病院HIPEC第1号かも???
それも怖いですよねぇ~
考えたくないけど来週の外来までじっくり考えます。
あっ、よって以後の化学療法はお休みになります。
これで病気はともかく肌は元に戻るかな・・・