☆クリーン☆

どの種目もそうですが、クリーンはもっとも「ケトルベルエコノミー」の差がでやすい種目だそうです。やればやるほど上手になる種目ですね。


ハングポジションからラックポジションへ。ベルを骨盤で支え、胸にストンと収めます。(これをキャッチといいます。)GSでは直線的にあげるのではなく、スイングしてラックポジションにもっていきます。胸にキャッチしたベルを前方に落とし(ドロップといいます)、スイングしてまたラックポジション・・・を繰り返します。ラックポジションで、上半身がまっすぐだと、ベルの重さで体が前にひっぱられます。この時ひっぱられないように、後ろに余計な力がかかっています。こうならないよう、上半身は少しそります。脚の下にベルの重心がくるようにするのです。





最初はベルがはねて体にあたって痛いと思います。勢いがつきすぎて毎回肩パン(胸だから胸パン?)されてるみたい。手首は信じられないくらい痛くなりますが、そのうちストンとあるべき場所におさまってくれるようになります。衝撃ゼロでおさまると、感動します♪





少し慣れてきたら・・・

スイングしたベルは前方に飛んでいきます。7時の位置まできたら一瞬腰を引くことにより、自分のほうに引き寄せます。そして引いた腰を戻し、ベルを迎えにいきます。右手でやるとしたら、スイング→7時の位置で右腰を一瞬引く→腰をすぐ戻しキャッチ。腰の動きは反対ですが、右ストレートを打ってまた腰をひく・・と同じ動作になります。




☆ジャーク☆

ラックポジションから、膝を一瞬まげ、伸びあがる力を利用してベルを頭上に跳ね体をベルの下に潜り込ませて一瞬静止。この時膝が曲がった状態でヒジがまっすぐであることがポイント。ここから、膝をのばしてロックアウト。膝とヒジを同時に伸ばすと、ジャークではなくプッシュプレスという種目になるのでGSではノーカウントとなります。下半身の力を上半身に伝え、さらに上半身を固めたまま下半身を動かす・・・格闘家にぜひやって欲しい種目です。わかりにくいときは、ベルを持たず、足を床につけたままジャンプの動作をしてみてください。体がふわっと上がるのがわかるはずです。この力を利用するのです。



☆クリーン&ジャーク☆(ロングサイクル)

クリーンしてジャーク! 通常は「クリーン→ラックポジションで休憩→ジャーク→肘を曲げて下におろしながらスイング→クリーン」のワンストップスタイルが主流ですが、「クリーン→ラックポジションで休憩→ジャーク→ラックポジションで休憩→スイング」のツーストップスタイルもあります。こちらはダブルの重いベルの時に行ったりします。

もちろんラックポジションで静止しないノンストップスタイルもありますが、非常に疲れます。サーキットでおすすめです。足幅は狭い方が力がでますが、あまり狭いとスイング時にベルが足の間を通りません。