近々ケトルベルのHPができます!ブログでも公開します♪



ケトルベルってなあに?

ケトルベルはレジスタンストレーニングで使うツールの一つです。「変わった形のダンベル」だと思ってください。丸い鉄の球体に持ち手がついています。その見た目から、「ケトル(やかん)ベル」と呼ばれています。8キロから40キロくらいまで、4キロきざみで重くなっていくのが一般的です。日本では格闘家を中心に広まりました。ファイターに大人気のワケ・・・

①全身連動性を高めるクイックリフト系の種目がバーベルより容易であること。

②日本は狭いジムが多く、ラックやベンチ台のスペースをとれないことがあります。ケトルベルなら使うときだげ持ってきて、使わないときは隅に置いておけます。

③働きながら格闘技をしている人はなかなかフィジカルを鍛える時間がとれないため、家で行えるトレーニングとして。

などです♪


ケトルベルスポーツってなあに?

ベンチプレスがトレーニングにおさまらず競技となったように、ケトルベルもケトルベルスポーツ(ロシアではケトルベルのことをギラ・ギレと呼ぶので、ギレボイスポーツとも呼ばれる。以下GS)として広まりを見せており、世界各国、多い時には数百人規模の大会が開かれています。主なルールは10分間でケトルベルを何回上げられるかというもの。スナッチ・ジャーク・バイアスロン(スナッチとジャークの合計を競う)・ロングサイクル(クリーン&ジャーク)が主な種目で、スナッチは男女ともシングルベル(1つ)、他の種目は女性シングルベル。男性はダブルベル(2つ)です。

団体によって少しルールが違ったり、5分競技があったり、女性でもダブル種目があったりといろいろです。団体にはランキング表があり、いわゆる帯制度のように、この回数なら白帯、この回数なら黒帯・・と、明確に力量がわかるようになっています。体重が重い方が有利なため、競技は体重別で行います。



ケトルベルを用意しよう!

ネットで「ケトルベル」と検索すると、いろいろなメーカーのベルがでてきます。鉄の塊なので送料が高いです。買う前に必ずチェックしましょう!



★チェックポイント★

*ゴムコーティングの有無*

室内で絶対に汚れたくない!という人には必要。鉄なので、使っているうちに錆がでます。鉄塗装の場合、ダブルで使用する時はベル同士がぶつかって塗装がはがれます。持ち手はコーティング無しのむき出しになっているほうが私はやりやすいです。





*重量可変の有無*

重量可変式のベルもあります。プレートを付けたり外したりして調整するのですが、カチャカチャとうるさいし、ばらけそうな気がして私は集中できませんでした。



*メイドイン○○*

現在売られているベルの多くは中国製です。工場で何千個単位で作っているのでとても安いですが、持ち手はバリがあるものが多く、届いてから紙やすりで削らなければならないことがあります。重量の誤差が数百グラムあったり、溶接があまかったり、中でカラカラいうものまでありますが、安さは魅力的です。


*持ち手の太さ・細さ*

細すぎると手にくいこんでやりにくいし、太すぎると余計に握りこんでしまうので避けた方が無難です。「太いもので握力をつけたい・・・」のなら、一枚布をかんだり、滑り止めのないグローブをはめて行えばまかなえます。ローレット加工がついたものはオススメしません。




*持ち手と球体の間の空間(ウインドウといいます)*

手が大きい人はウインドウが狭いとうまく手を差し込めません。広すぎるとベルのコントロールが難しくなります。




*競技に使えるか否か*

大会用のケトルベルは、コンペティションケトルベルといって、8キロ~40キロまで同じ大きさです。12キロから16キロ、16キロから20キロへ・・・・と移行した時に、技術的な差がでないように(同じ動作でできるように)全部同じ大きさです。手の位置とか、足の開き具合とか。ダブルだったらなおさらですよね。

軽いものは中が空洞なのです。YouTubeでケトルベルの動画を検索した時に、外国女性がでっかいベルをニコニコと振っていて、「なんて怪力!」と驚いたことがありましたが、今思えばピンクノベルだったので8キロだったんですね。重量別で色分けされていて、どの団体もほぼ共通です。

ピンク8キロ→青12キロ→黄色16キロ→紫20キロ→緑24キロ→オレンジ28キロ→赤32キロ

です。

不思議な色分けですよね。もし日本だったら、白・黄色・緑・青・紫・茶色・黒か、ピンク・白・黄色・水色・緑・茶色・黒・・・とかになりそう。

この色を覚えておくと、海外の映像を見たときに一発で重量がわかるので便利です。

OKCJの西ヘッドコーチは「赤色の10キロベル」を所持しているので、私がこれを振ってると講師の方がびっくりします()







*オススメ*

私のオススメベルですが、もちろんコンペティションベルです。なぜなら多くのメーカーのベルは、持ち手を重量によって作り変えたりはしていません。ですので、16キロと32キロとでは持ち手と球体のスペースがかなり違ってきます。こうなると、重量を上げた(または落とした)ときに、また異なる技術が必要になってしますのです。さらに良いことに、コンペティションモデルは10キロや14キロ、18キロなどの「中間」の重量があるのです。ダブルで使用する際、一気に8キロ増えると心が折れるので中間重量は非常に便利です。

どうせやるなら競技にも使えるし!「上手になったらちょっとGSチャレンジしてみよーかなー」って一石二鳥♪あ、あと底が広いのでレネゲートローはしやすいです()

「日本製のコンペティションモデル」がベストですかね♪




ケトルベルのお悩みマメ対策  チョークを使いましょう!

ケトルベルトレーニングに絶対に避けて通れないのがマメ。

新しい靴をはくと足にマメができやすいように、最初はとくに手のひらがボロボロになります。だんだんできにくくはなりますが、高レップスをやったり、重い重量を扱えば、やはり剥けてしまします。マメがごつごつしてきたら、大きくなる前にヤスリで削ってもいいでしょう。マメで格闘技の何か(例えばミットやグラップリングスパー)ができなくるということはあまりないので(お風呂でしみるくらい)、アザや筋肉痛だと思って付き合っていきましょう。


*「あきらめて!」以外のアドバイス*

1、ケトルベルのハードな練習は1日おきにすること。(1日手の皮を休ませるとだいぶできにくくなります。)

2、もしマメがはがれてきたら、ナイフでマメにぐるりと切り込みをいれ、消毒し、絆創膏などで保護。このとき、その皮はとらないでかぶせること!皮がないと、新しい皮がなかなかできません。やけどと一緒ですね。翌日、皮をはがします。


引越し用の軍手や、ウエイトリフティングのグローブなどはオススメしません。滑り止めがついているものは一見やりやすそうですが、手の中で持ち手がひっかかって動かないので高回数できませんし、単に手のひら保護のものは、余計に握らなければならないので前腕の消耗が激しくなり、すぐに握力がなくなります。素手が基本ですし、GSではグローブは使用禁止です。

マメが痛いけどケトルベルをしたいという方、スナッチやクリーンなど、手のひらでグリップが動く種目ではなく、プレスやローイング、ジャークならさほど痛みはありません。


汗ですべるのを防ぐため、チョークは必ずつけましょう。スナッチでは特に必須です。チョークは粉が一般的ですが、液体のものもあります。液体のほうが飛び散らないので床がよごれません。

自分の手とベルにたっぷりと時間をかけて丁寧にチョークをつける人もいるし、ほとんどつけない人もいます。

ちなみに山田武士トレーナーは20年近くミットを持っているだけあって、手の皮が厚く、マメができたことがありません。チョークもいっさいつけません。「握ればいいだろ、軟弱なもんつかうなよ。」と言っていましたが、こういう人は稀です()



液体チョーク


ちょっとつけると・・



真っ白!