顔 | コンセント。

英題:Face 


35歳の主人公は、母の営むクリーニング店の2階でひっそり暮らしていた。だが母親が急死し、その通夜の晩、

妹を積年の恨みから絞殺してしまい、香典袋の束をつかんで逃げ出す。まもなく、阪神大震災が発生。

その混乱に乗じて逃げおおせた彼女は、大阪で父と再会するが、強姦される。

やがてある男の経営するラブホテルで仕事を始めるが、警察の手が迫り、また逃げ出す。

別府に到着した彼女は、ある女に拾われ、彼女が経営するスナックでホステスとして働き始めるが…


あまりにも不憫であまりにも不運な女の物語。人間臭さたっぷり。ある意味、日本人らしい映画なのかも。

登場人物全員が、キレイとか素直とかそういう単語とは正反対の描かれ方で、なんかもう観てて疲れる作品です(笑)。

みんなウラがありそうな表情で演技するから、まったく。タイトルの意味は、映画を観るうちにだんだん分かってきます。