男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日
初秋の信州小諸駅前で出会ったおばあさんにすっかり気に入られた寅さんは、ご好意に甘えて、
おばあさんの家に泊めてもらうことになったが、翌朝迎えに来た町の女医に一目惚れ。
趣味として現代短歌を詠む姪と素敵な時間を過ごしたのだった。
やがて再び旅に出た寅さんに、ある日、小諸から「おばあさんが危篤」との連絡が届く…
おそらく生まれて初めてちゃんと最初から最後まで観た寅さん。いや、正直、感動した(笑)。ふつーにいい話やーん。
何より、寅さんが男前すぎる! ほんとかっこいい! こりゃー粋だね。日本映画の名作と呼ばれるゆえんですな。
劇中、ちょこちょこ短歌が詠まれるんだけど、それもまた某サラダ記念日風でユニーク。主人公の生き方は、
たぶん今で言うスローライフ。自由でいいなぁなんて憧れてしまうのは、今の生活に余裕がない証拠かも。