カミュなんて知らない | コンセント。

カミュなんて知らない

英題:Who's Camus Anyway? 


都心の某大学。元映画監督の教授が映像ワークショップの課題に選んだのは、愛知県で起きた刺殺事件を題材にした

ノンフィクション「退屈な殺人者」だった。演劇サークルのメンバーはクランクインまでの5日間、各々の仕事に翻弄されながら、

なんとか撮影を開始。主役の急な交代、助監督の恋、そして監督とその恋人との間に起こるある事件。

只ならぬ空気が漂い始めた彼らの「不条理な殺人」をモチーフにした映画は、どんな結末を迎えることになるのだろうか…?


どっかで見たことある建物だなーと思ったら、よく通ってたあの大学でした(笑)。学生独特のテンションと、どこか狂気めいた

映画制作者たちの言動。怖いです。ひたひたと怖い作品。なにより吉川ひなのの天然な無邪気っぷりが一番怖い。

そしてラストの「殺人シーン」の演出は圧巻。現実と虚構が見事に混ざって、まさに「映画」。心拍数めっちゃ上がります。

試してみたかったのかも、しれない。にしても、うちらも映像作品とか作ってたけど、こんな本格的じゃなかったなぁ(笑)