銀のエンゼル | コンセント。

銀のエンゼル

英題:Angel in the box


北海道の小さな町にあるコンビニ。オーナーは妻に店を任せて、のんびりと毎日を過ごしていた。

だがある日、妻が交通事故で入院してしまい、彼が急遽、夜勤でも店に立つことになった。

慣れない店の仕事に翻弄されつつも、今までとは違う生活スタイルに次第に楽しみを見つけ出していく。

そして、会話がほとんどなくなっていた娘との関係を修復する必要にも迫られる。

進路のことで悩みをかかえている娘に、彼はまだ気付かない…


全体的な色調が「冬!」って感じで(舞台が舞台だけに当たり前だけど)、心地いい作品。吐息の白さとか、降る雪の白さとか、

あるいは、コンビニの蛍光灯の白さとか、晴れた空の白さとか、白にもいろいろあるんだなぁ、と思わせてくれます。

なんといっても、やっぱり、何が起こってもとにかく健気に頑張る小日向さんが好演。いいお父さんだなぁ。ストーリーは、

あってないようなものですが(笑)、それはそれでこの映画に合ってます。おしゃれでも奇抜でもないけど、独特の作品。