今回から資生堂 アクアレーベル 洗顔フォームの解析を開始します。
今回が製品品概要編で次回が処方解析編という、全2回の予定です。
そもそもアクアレーベルを取り上げたのは、「リニューアルでベビーアミノ酸が配合!」というキャッチーなコピー にひかれからでした。
それでミニボトルのセットを買って、解析を開始したわけです。
資生堂 アクアレーベル バウンシングローションの解析1 基礎編
このセットは、芳醇泡洗顔フォーム、メーク落とし、バウンシングローション(II)、バウンシングエマルジョン(II)が入ってます。
当然、メーク落とし、芳醇泡洗顔フォームにもベビーアミノ酸が配合されていると思うじゃないんですか。
でも配合されてなかった(^_^;)
というかこの洗顔フォームって、リニューアルすらされていなかった(^_^;)
ん?と思って調べてみると意外な事実が?というのが、今回のエントリーの発端です。
まあ資生堂さんがやる気無くなって、処方を変えずに何年も放置してあるだけ・・・なんですが(^_^;)
今回は実際に使用した黄色いチューブの芳醇泡洗顔フォームを中心に、青いチューブのアクアレーベルホワイトクリアフォームと、赤いチューブのミルキー洗顔フォームにもコメントしていきます。
外観
買ったのはミニボトルのセットなんだけど、製品の外観を上げておきます。
まず、抗シワうるおいラインに入れられている、芳醇泡洗顔フォーム。
次は美白ラインに入れられている、ホワイトクリアフォーム。
最後が抗アクネラインに入れられている、ミルキームースフォーム。
どれも1本1000円前後です。安い。
概要
既に処方がリニューアルされてなかった件は書きましたが。
ではどのくらい放置されているかというと、こんな感じです。
芳醇泡洗顔フォーム 発売日 2007/2/21
ホワイトクリアフォーム 発売日 2010/2/21
ミルキームースフォーム 発売日 2009/8/21
でした(^_^;)
にわかに信じられませんが、資生堂の通販サイトwatashi+に書いてあったデータなので、本当でしょう。
しかも3品とも発売日も違うし。
現在のアクアレーベルが、黄色→抗シワ・うるおい、青→美白、赤→抗アクネとなっているのですが、この洗顔フォーム達の名前は、黄色→芳醇泡、青→ホワイトクリア、赤→ミルキームースってなっていうんですょね。
何か違うなー?と思っていたのですが、そりゃあ違ってて当然ですね。
それにしても、一番古い芳醇泡洗顔は10年放置(^_^;)
一番新しいホワイトクリアフォームでも、既に7年放置って・・大丈夫か資生堂(^_^;)
10年放置されるとどうなるかというと、芳醇泡洗顔はなんていうか・・逆にクラッシックな良さが出てきてしまっています(^_^;)
スキンケアで例えると、石けん乳化のクリーム・・・というかんじでしょうか(石けん乳化が流行ったのは、30年以上昔ですが)。
資生堂さんの過去の栄光を彷彿とさせる、重厚な泡で良好な使用感の、洗顔フォームらしいともいえる使用感です。まあこの製品は安いので(1000円ぐらい)ミスマッチではありますが、放置していると言うことは、固定ファンはいるのでしょう。
一応、通販サイトwatashi+に書いてあった製品概要をかきだしてみます。
まず黄色チューブの芳醇泡洗顔フォーム。
きめ細かいリッチな泡で洗う、洗顔フォーム
きめ細かいリッチな泡が肌を包み込む。
肌のうるおいを守って洗い上げ、ハリとつやがあふれる肌へ。
使うたびに心地よい、洗顔フォーム。ヒアルロン酸(保湿)、高麗人参エキスGL*配合。
現在の黄色のコンセプト→抗シワ・うるおい とは微妙に違いますが、うるおいを守る点は九通しているともいえる。
ただし抗シワというコンセプトは無いですね。
次は青色チューブのホワイトクリアフォーム。
メラニンを含む古い角質まで落とす、洗顔フォーム
メラニンを含む古い角質まで落とす。
肌のうるおいを奪わず洗い上げ、透明感のある肌へ。
使うたびに心地よい、洗顔フォーム。 ホワイトクレイパウダー、ヒアルロン酸配合顆粒。
まず問題なのは、名前にホワイトと付いているけど、美白製品じゃありません。
メラニン色素を含んだ、顔の垢を落とす製品です。
それ言ったら全ての洗顔がホワイトなんですが・・・まあ美白の認証は実は洗う製品ではそれないので、どの製品もみんなそうなんですが(^_^;)
この製品のマズいところは、それっぽい原料が全く入っていない事です(^_^;)
一応、垢が良く取れそうなホワイトクレイパウダーと言うものが配合されていることになっていますが、裏面を見ると、タルクというメイクによく使われる平凡な原料があるのですが、このタルクのことを指すようです。かなりダサいです。
次は赤色チューブのミルキームースフォーム。
毛穴の奥の汚れまで落とす、洗顔フォーム
毛穴の奥の汚れまで落とす。肌のうるおいを守って洗い上げ、つるつるの肌へ。
使うたびに心地よい、洗顔フォーム。コラーゲンGL(水溶性コラーゲン、グリセリン)、美容クリーム成分配合。
今の赤は抗アクネがコンセプトなのですが、それが無いですね。
毛穴クレンジング的な製品となっています。
でも毛穴の奥の汚れを落とす成分とか、特に配合されてないのが問題です。
ホワイトクレイパウダー(タルク)とか配合すれば良かったんだろうけど、ホワイトクリアフォームとかぶるし。
ちょっちさえないですね。10年近く前の製品に言っても無理か・・。
どうもネガティブなことを書きがちになりますが、本製品はかつての資生堂の栄光を今に伝える、貴重な製品であると思います(^_^;)
そういう意味で、次回の処方解析編が自分でも楽しみです。
@cosme評価
2017/3/30閲覧したところ、以下の通り。
黄色チューブの芳醇泡洗顔フォーム(発売日 2007/2/21)は、クチコミ 86件、注目人数 60人、評価点4.3点。
青色チューブのホワイトクリアフォーム(発売日 2010/2/21)は、クチコミ 136件、注目人数 60人、評価点4.0点。
赤色チューブのミルキームースフォーム(発売日 2009/8/21)は、クチコミ 67件、注目人数 23人、評価点4.7点。
10年近く同じ製品を売っている事を考えると、この口コミ数が、多いのか少ないのか、判断が難しい(^_^;)点数も、またしかり。
ファンしか買っていないのか、好意的なレビューが多いですね。
CM
さすがに古い。洗顔のCMは見つけられまsんでした。
使用感など
概要のとことでも書きましたが、クラッシックな脂肪酸系(石けん系)の洗顔フォームです。
実際に使った、芳醇泡洗顔フォームについて書きますが。
泡立ちは良くは無いが、良い意味で流行に囚われない(^_^;)、石けんらしい重厚な泡です。
石けん系ですが、さっぱりしすぎる事は無く、しっとり感は強いです。まあこれは、カチオン化ポリマーの配合で、しっとり感を強く演出しています。
値段も安いし(あいかわらずベトナム製だけど)、石けん系が好きな方には良い製品だと思います。
アミノ酸系主剤の製品のように、肌に負担が全くないというわけでありませんが、同シリーズのローションやエマルジョンに比べれば、刺激はかなり少ないです(^_^;)
次回は、処方解析編です。